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ドラマが進路指導に与える影響 [進路指導]

さっきまで金八先生のスペシャルを見ていた。

社会現象まで作ったドラマの最後ということで、ずいぶん力が入っていた気がする。カンのいい人はわかると思うが、役者としての立場が社会的に見て大きくなると、出演したくても出演できないいう状況が成り立ってしまう。残念ながら、金八先生シリーズで大きく評価され、名前が売れた生徒役ほど出ることができず、本人は出たくても、出ることが許されずに残念な思いをした役者さんも多数いたに違いない。

学校の教員に限らず、この手の自分が職業についているものを題材としたドラマというのは、突っ込みどころは多々ある。学校の教員から見ると、「こんな先生世の中に存在しない」というのが大方の感想なのかもしれない。スーパーマン的な印象をもたれると、そうでない先生方にしてみれば、そこまで期待されても困るというのも本音である。実際、あれを現場に期待されても…それは美化された世界である。「救命病棟24時」や「コードブルー」を見れば、「現実の医療の現場はこんなににこやかな現場ではない」という医療現場の方が多いはずだ。感化される高校生が多いのは確かだな・・・。今の高校生は、経験が少ないので、どうしてもメディアから類推せざるを得ないことが多いと思う。そのへんは、作り手(発信する側)が意識しないでいい加減な取材をすると、その影響を受けた受験生たちが変な選択をするかもしれない。

でも、ドラマというのはそういうものなのである。そういうものを否定するのであれば、見なければいい。ただそれだけのことだ。視聴者はある程度脚色された世界のものと意識してドラマは見るべきである。自分は、きれいごとがあってもいいじゃないかという路線なので、それはそれでありなのだと思う。ただし、それを見る側は鵜呑みにしなければいいことなのだ。


ドラマについては、見る側からあれこれ語るのは易しいが、作り手の側になると、ドラマというのはあくまでもフィクションであり、脚色されてしかるべき世界である。面白いお話を作ってみようとするとよくわかるので、一度やってみるとよい。

金八先生の話に戻るか。最後の卒業式のくだりでは、過去の卒業生が大集合したが、あの大集合は役者としての演技的な要素よりは、本当の同窓会的なものを収録した的なドキュメント的な雰囲気を感じた。それほど、役者と金八先生が文字通り先生と生徒の関係だったのだな、と思えた。役者さんたちにとっても、かけがえのない経験をしたドラマだったのだろうな、と思う。金八先生にとっては、自分の人生そのものであるくらいなスパンで撮ったシリーズだものな・・・。金八先生、出演された方々も含めて、楽しませていただきました。ありがとうございました・・・。
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