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自立した学習とは [受験生たちへ]

「やらさせて学習する」のと「主体的に学習する」のでは、同じことをしていても、時間の使い方が全く違う。

密度の濃い勉強をするのは後者であることは言うまでもない。

私はできるだけ宿題は出したくないと思っている方だが、宿題を出す前に自らに課題を課して、自分のペースで学習をできるのであれば、それが一番だと思うからである。そういうタイプからすれば、強いられて学ぶというのは気持ちの良いものではないのだ。

自立した学習をするためには、学習するための意味が本人の中になければならない。

私は「外発的動機付け」「内発的動機付け」という言葉を使っているが、外発的動機付けというのは、自分の外側からの動機、例えば、「親が言うから」「怒られないように」「宿題が出されているから」などの理由が挙げられる。内発的動機付けは、自分の内側からの動機、例えば、「自己実現のため」「自分のため」「勉強して賢くなりたいから」などの理由が挙げられる。

宿題できないから答えを写すというのは、全く効果がないかというとわからないが、効果が薄いことは間違いない。自ら主体的に勉強する意味を問い続け、それに向けて実践することの大切さがこの時代には特に大きな意味を持つとつくづく思う。

「キャリア教育」「職業観の育成」など、今の時代には「何のために」ということが見えにくくなっている訳だが、そこが明確になりにくい時代だからこそ、様々な経験をすることに意義があるのだろう。
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