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つぶれる専門学校や短大・・・次に大学? [勤務校関連]

進路説明会があった。いつもながら、過不足なく的確に進路についての状況を伝えられる本校の進路指導部長の実力は間違いなく全国区である。また、数字に強く、私が数学屋でなければ、出される資料などの裏を読むことは素人には難しいだろう。いいところからデータを引っ張ってくる。「アンテナを張り巡らしていないと、このようなデータを持ってくることができない」という意味においては、今の社会が持っていることの本質を見抜いているということなのだろう。

本校の進路状況などの話であった。しかし、現2年生からコースが違うのであくまでも参考程度にしかならない。昨年度は3年生担任だったので、そのへんはよくわかっているのであるが・・・。

最近は、「専門学校がつぶれた」という話をよく聞くようになった。老舗・近場関係なく、多くの学校がつぶれていく。専門学校の合同説明会の方も、活気がなくなってきていると引率の先生から聞く。少子化の波は、まず専門学校に及んできている。次に短大。短大が4年制大学になるケースはいいのだが、その前に解散してしまうケースも出てきている。悲しいがそれが現実である。

次に出てくるのが、4年制大学の中で、露骨なまでの二極化である。大学の先生方の研究はなかなかすばらしいものがあるが、二極化の下の方は、学生の質は深刻なまでにひどい。二極化の上の方に行かないとこれから豊かな生活が保障されるかどうかは本当にわからない。

このへんまではどこの学校でも話していると思うので書いた。当然のことながら、こっちも商売なので、大事なことはブログには書かない。

世の中はどうなっていくのか。高校生は経験が少ない。少ない経験の中でもわかることは、「とりあえず勉強しとけ」ということなのだが、豊かな時代に生きている高校生にとっては、悲しいことに「何とかなるはず・・・」と腹の中で思っている。言ったら怒られると思うからそうは言わないかもしれない。次代を担う世代には申し訳ないが、たぶんどうしようもないところに入ってきている。そこを理解するときには、もうあとには戻れない年齢になってるのだろうな、と思う。

たぶん、そのへんは自分が高校生だったときにも、先生方は同じことを思っていたのだろうな、とも思う。歴史は繰り返すということなのだろうが・・・。


高校生諸君、悪いことは言わないから、生きのびるために勉強すれ。文字通り、生きのびるために、である。
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