SSブログ

考えることから逃げ出さない [超個人的感想]

どのような事柄でも、ある程度理解できるレベルになってくると、手抜きであるかそうでないかがわかってくるようになる。

手抜きの一つの形が考えないことである。考え抜いているものは、ある程度物事がわかっている人間にとっては、その素晴らしさがわかるものである。しかし、そうでなければ、手抜きと判断され、評価が下がってしまうものも多い。創作作品はその典型だと言える。他のもののパクリは、思考をしておらず、形にはめて考えたものの典型であろう。それでも、元がある程度のものであれば、そのクオリティーいかんによってはそれなりの評価を得られるかもしれないが、初戦はパクリである。しかし、考え抜いたものは、パクリ色が少ない。必然的に評価は高くなる。

そこに考え抜いたかどうかが反映される。

物事は、真似から始めると上達は早いが、ある程度よりも上にいこうとすると、物事と深く向き合わなければ解決できないことが出てくる。そこでどのくらい頑張って物事と向き合って考え抜くことができるか。それが素晴らしいものであるかどうかを分けるのだと思う。

そのためには考える時間が十分保証される必要がある。クオリティーが高いものを提供するためには、考える時間が十分に保証されていることと、物事と向き合うだけの考える余力が必要なのだな、と最近思う。
nice!(12)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

nice! 12

コメント 2

shira

 自分で考えずに他人のものをパクる行為は言葉を扱う分野でも盛大に行われています。特にTVやネットでは定型表現を適当に並べただけの思考のない言説が横行しています。創作活動との違いは、定型表現を切り貼りしただけの言説を垂れ流している本人は、それが自分の思考から出た自分の意見だと錯覚していることです。
 本人がよく考えてしゃべったり書いたりしているかどうかは、少しツッコミを入れてやればわかるものです。借り物に頼っている人はすぐキレるからわかります。
by shira (2012-05-17 21:18) 

bashy0322

考え抜くというのは時間が必要ですからね。大人で時間が確保されている人は少ないのかもしれないですね。

子供は時間が確保されている場合が多いですから、力をつけるとしたらその時期ですね。

同時に、いいものを見分ける力というのは、考え抜く人の方がよく見えている気がします。
by bashy0322 (2012-05-18 07:22) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0