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2つの涙を見せられる [勤務校関連]

勤務校の学校祭が終わった。1年で一番の激務が終わり、とりあえずほっとしている。

担任による全くの放置プレイが展開されたクラスは総合優勝した。正直、自分が審査員になったら、どれを評価するかを聞かれても、かなり困るだろうと思った部門が2つあったが、そこで加点できたのが一番だったのだろう。1つの部門は圧勝だった。これまで日の当たらないところにいた彼らにとってはそれはそれは嬉しかったに違いない。いわゆる歓喜の涙。担任が何かをしたということ自体がおこがましい完全放置だったので、よい自信になったに違いない。とはいえ、私も高校の時の学校祭で担任の姿を一度たりとも見たことはない。むしろその方が良い思い出になる気がする。担任が関わるという経験がないので何とも言いようはないが。


もうひとつは、放置のまったく逆を行く、管理の世界の中にいる人たち。部活動の人たち。正直、昨日「嫌な予感」がしていたが、それが的中してしまった。

日常、「準備が勝敗の9割を決める」と言うのが私の信条なので、やらかしてしまって後悔しても時すでに遅し。少し油断があったのかもしれない。

全校生徒からけちょんけちょんに言われたので、学校祭が終わった部室は葬式のようだった。

顧問はあまり気にしていなかったのだが、生徒は相当こたえたようだった。「これは俺が悪かったんだから、あまり気にするな」と言ったが、さめざめと泣くばかりであった。

裏方はいつの時代でも辛い。うまくいくのは当たり前。失敗をしたらけなされる。まあ、自分はそんなことには慣れているが、そのことを彼らは痛感したのだろう。まあそうだよな。顧問は好きでやっているんだから別に良いとして、生徒たちも1日のほとんど(午前8時から午後?時まで)をそこで生活して、そんなこと言われるのは現代の高校生にとっては辛い経験になろう。

少し顧問も反省しなければならない。

しかし、それは恐らく高い峰に上りために必要なことだったといえる日が来ると信じて次に向かうしかない。来年、どうしても全国大会に行きたいのであれば、少しギアを上げないといけない。やらなければならないことが多すぎて夏休みもほとんどなさそうである。さしあたり、来週の同じ時間帯には秋葉原にいるはずだ。
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