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他人からの思いがけない言葉を大切に、自己反省する [超個人的感想]

ちまたでは、P→D→C→Aサイクルと言う言葉が流行っているらしいが、そもそも、それくらい、自分で考えろといいたくなる。

多分、できる人は、そんなこといわれなくても自分でやっているものなのだと思う。

ただ、自分ではできていると思っていても、他人からしてみれば、そういうことでもないという場合はあるのかもしれない。そういう意見は貴重だ。


受験生時代の高校のとき、物理の恐ろしい先生(と勝手に評判が立っていた)がいて、その先生が珍しく声をかけにきた。

正確ではないだろうが、「お前は甘い」

と言って、立ち去っていった。

「ん?」

と思ったことは思ったが、何かあるのだろうかといろいろ考えてみた。

甘いところは何なんだろうかと考えてみたが、わかったようなわからないような気がした。

でも、それが何だったのかはわからなかったが、考えてみたこと自体には意味があったように思う。先生の目的が考えさせること自体ではないだろうが、自分を見つめ直すいいきっかけにはなったように思う。


受験生を追えたときに、どんな意味があったのかを改めて考えてみたが、「ああ、やっぱりあのときは甘かったのかもしれない」と思った。なるほどそういうことだったか・・・激戦を振り返ると、そういうこともあるものだ。

特に世の中、雑多な情報に囲まれた私たちではあるが、1つ考えるきっかけになる言葉には耳を傾け、思いめぐらせることは大切かもしれない。そこから自分を見つめ直したり、成長する1つのきっかけがあるように思う。


この年になっても、ときどきこのことを思い出すということは、よほど私にとって印象深かった、ということだ。
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shira

 この話、内田樹の『先生はえらい』にかなり類似してますね。先生は自分にはわからないことがわかっている人であるという敬意のようなものを持った人間は、先生からよくわからないことを投げかけられると、「なぜ?」と考え、そこに「学び」が起動するというお話なんですが。
 だから学校をサービス機関のように値踏みする生徒(と保護者)よりも、先生に素直に敬意を持つタイプの生徒の方が結局は伸びると。
by shira (2012-10-18 21:21) 

bashy0322

それは面白そうな本ですね。今度読まなきゃ・・・。ありがとうございます!
by bashy0322 (2012-10-19 07:33) 

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