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新課程、新規内容の1つ・四分位数 [教科(数学)指導者として]

新課程の数学Ⅰでは、数研出版のセンター試験対策を意識した教科書を使っている。おかげさまで、一番難しい教科書よりもテンポがよい。その分、教科書傍用問題集として使っている4STEPとのギャップが大きいということではあるが、解答を作っていることであまり不都合を感じることはない。例題の解答も大体授業内にすべて行っている。
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それはそうと、第4章に「データの分析」という章立てができた。中学時代には、これまでの生徒が学んできていなかった「中央値」「最頻値」を(まともに勉強をしなかった生徒を除いて)知っている。

その前提の中で、データの散らばりを知るために出ている「四分位数」なるものが登場している。
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どこかの研究会で聞いたが、これは、excelの関数の定義と違っているようで、表計算ソフトの関数で求めさせると、異なる値が出るようなので注意が必要だ。

教科書には脚注として、「四分位数の定義はいくつかある。以下、本書では上の定義を用いることとする。」と書いてある。こんな脚注がつくようなものをはじめてみた。


私は何のことはない、教科書の定義どおりにやればいいということでそうでもないが、年をとった先生ほど新しい内容を嫌がる傾向がある。嫌だを連呼する前にきちんと勉強してもらいたいものである。センター試験にも出る範囲である。指導者として逃れることは不可能である。

ただし、こんなの、数学屋さんであれば、瞬殺レベルである。中学生でも十分理解できるレベルだと思う。
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