学校用センター用分野別問題集 河合塾×駿台 [参考書・問題集対決]
河合塾と駿台のセンター試験問題集対決といっても、学校採用のための本のことなので、店頭にはない。
職員室で展開されるようなブログを目指しているので、この2冊を取り上げてみよう。
実を言うと、河合塾のこの問題集は今年、授業でほぼ全部解いたが、駿台のほうは全部解いたわけではないので、やや不公平である。そのことはお断りしておきたい。
右側の河合塾のセンター試験対策問題集のほうは、2013年とある。分冊のⅠA(税込750円)と、ⅡB(税込750円)で、年によって価格が変わる可能性がある。年毎に内容が変更されている。お金がかかっている分だけ、開設の部分が厚い。これは、河合塾の問題集のひとつの傾向といってよい。解答が丁寧で、くどいといわれることもあるようだが、そういうのが好きな人にとっては、いい問題集といえよう。この手の問題集はある程度自学自習ができそうなので、ほうっておいても、解答を見ればある程度の力があれば理解できるのに十分だ。その分高いというのは、この業界では仕方がない考え方だし、紙代と編集代がかかるのでもっともな話だ。
また、解いていて思ったのは、「ここを伝えたいんだ」というところが比較的見える形で出題され、何回か出てくることである。
左側の駿台のセンター試験ⅠAⅡB単元別問題集は、第3版とある。この中に150題が入っている。値段は税別で857円。河合塾の半額近い額だが、解答が答えだけと、「重要事項総チェック」なるものがついている。さすが駿台。
ただ、見本なので解答が答えだけなのかはわからない。解答が答えだけであれば、教師の話もよく聞くということなのかもしれない。もしもこの解答で授業をすることになれば、教師も解答を手がかりに指導しなければならないので、それ相応の力が求められる。そういう意味では、教師も一生懸命になっていいのかもしれない。この問題集はそれなりの手ごたえがある。ある程度指導者と学習者の層は高くなければいけない。ただ内容を見ていけば、確実に駿台の方が学ばせたい到達点は上だし、よく精査されていると思う。
この問題集を交互に生徒に買わせるというのもひとつの方法かもしれない。指導者の力かもりもりついていくに違いない。
国語や英語などの教科書を変更する学校があるが、それは、実は生徒ではなく、教師が勉強するために変えているところもあると聞く。その中で名作を集めてストックする、というのもひとつの方法である。
なお、これは私見ではある(究極的にはすべて私見に近い・・・)が、この手の問題集は、予備校から出されているものは安定感がある。やはり、目の前にいる生徒の力を感じ取り、それを問題に落としこんでいれば、いい問題集になるのは当然である。今回取り上げていない出版社にも多くの問題集がある。名作もあるだろうが、私はそういう意味において、ぜひとも予備校がかかわっていく度合いが高い問題集を強く勧めたい。
職員室で展開されるようなブログを目指しているので、この2冊を取り上げてみよう。
実を言うと、河合塾のこの問題集は今年、授業でほぼ全部解いたが、駿台のほうは全部解いたわけではないので、やや不公平である。そのことはお断りしておきたい。
右側の河合塾のセンター試験対策問題集のほうは、2013年とある。分冊のⅠA(税込750円)と、ⅡB(税込750円)で、年によって価格が変わる可能性がある。年毎に内容が変更されている。お金がかかっている分だけ、開設の部分が厚い。これは、河合塾の問題集のひとつの傾向といってよい。解答が丁寧で、くどいといわれることもあるようだが、そういうのが好きな人にとっては、いい問題集といえよう。この手の問題集はある程度自学自習ができそうなので、ほうっておいても、解答を見ればある程度の力があれば理解できるのに十分だ。その分高いというのは、この業界では仕方がない考え方だし、紙代と編集代がかかるのでもっともな話だ。
また、解いていて思ったのは、「ここを伝えたいんだ」というところが比較的見える形で出題され、何回か出てくることである。
左側の駿台のセンター試験ⅠAⅡB単元別問題集は、第3版とある。この中に150題が入っている。値段は税別で857円。河合塾の半額近い額だが、解答が答えだけと、「重要事項総チェック」なるものがついている。さすが駿台。
ただ、見本なので解答が答えだけなのかはわからない。解答が答えだけであれば、教師の話もよく聞くということなのかもしれない。もしもこの解答で授業をすることになれば、教師も解答を手がかりに指導しなければならないので、それ相応の力が求められる。そういう意味では、教師も一生懸命になっていいのかもしれない。この問題集はそれなりの手ごたえがある。ある程度指導者と学習者の層は高くなければいけない。ただ内容を見ていけば、確実に駿台の方が学ばせたい到達点は上だし、よく精査されていると思う。
この問題集を交互に生徒に買わせるというのもひとつの方法かもしれない。指導者の力かもりもりついていくに違いない。
国語や英語などの教科書を変更する学校があるが、それは、実は生徒ではなく、教師が勉強するために変えているところもあると聞く。その中で名作を集めてストックする、というのもひとつの方法である。
なお、これは私見ではある(究極的にはすべて私見に近い・・・)が、この手の問題集は、予備校から出されているものは安定感がある。やはり、目の前にいる生徒の力を感じ取り、それを問題に落としこんでいれば、いい問題集になるのは当然である。今回取り上げていない出版社にも多くの問題集がある。名作もあるだろうが、私はそういう意味において、ぜひとも予備校がかかわっていく度合いが高い問題集を強く勧めたい。
英語教員の私の私見としては、河合塾と駿台のセンター問題集は定番商品でハズレがありません。ベネッセはイマイチですね。で、予備校・受験産業が出しているもの以外にも割といいものはあります。
by shira (2012-11-09 21:58)
英語についてもそうなんですね。定番商品はやっておいて損はないと思いますね。数学だと、予備校の先生が他社で書いたものの中にも良いものはあります。
河合塾と駿台の問題集には解答・解説に差があることは、生徒の話の中でも垣間見られます。
by bashy0322 (2012-11-10 07:37)