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センター試験2週間前にすること [教科(数学)指導者として]

センター試験2週間前になった。

昨日まで旅行に出ていましたが、旅先の受験生がJRの電車の中で「この時期に何をやったらいいかよくわからない」ようなことを友達と話していました。確かにそんなものかもしれない。

ここまで来ればいうまでもなく、センター試験のための調整の時期。国公立大学の中堅どころから上位校あたりを受けるような人である程度の自信がある人をのぞいて、新しい問題を解くための量も自分で制限をかけた方が良いだろう。

センター試験の場合には、メンタル面で自滅する場合が多い。

センター試験とは、そのときに持っている力を最大限に発揮できれば、自滅する人よりは上に行ってしまうものである。

人生経験が少ないだけに、失敗できないというプレッシャーに弱い人はたくさんいる。失敗しないように大事に育てられている人たちの大きな傾向になっているようにも思う。


最大の失敗は、自分の力を勝手に過大に評価して、本来の力を発揮できないところなのだと思う。

そこの調整が最大のポイントになってくるのだと思う。

勉強には大きく分けて2点ある。1つは新しいことを勉強すること、もうひとつはこれまでの復習をすること。この両輪のバランスをどうするかというところが、最後のポイントになってくると思う。

センター対策が遅かった人は、センター試験特有の問題をたくさん解いた方が良いだろう。解いたことがない問題でも挑戦した方が良い。

センター逃げ切りのタイプの人で、センター試験の演習をたくさん行ってきた人は、これまでの復習を中心に据えた方が良いだろう。新しい内容が少ないだけに、気持ちの中で崩れる可能性は高くないはずである。なぜなら、できる問題の復習であれば、わかる問題が多いのは当たり前であって、そこで自信が深まるからである。

メンタル面で崩れないように自分の勉強内容に注意を払う、そう言うことでいうと、スポーツの試合の調整と似ていると思う。部活動でそういう経験をしている人は有利かもしれない。
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shira

 この記事を高3の息子に読ませてみます。
by shira (2013-01-06 01:32) 

bashy0322

>shiraさん
ありがとうございます。
息子さんもセンター試験で高得点がとれると良いですね。イメージトレーニングと同じようなものなのかもしれません。悪いときのことを想定するというのも1つの方法としてはあるのですが、センター試験の直前の調整のケースについては、悪い想定をするというよりかは、これまでの復習をすることで「自分はこれだけやってきたではないか」と思って臨むことと、「体調管理をきちんとすること」、本番の時間の使い方のイメージを固めることを意識する方が良いと思う、ということなのですがいかがでしょうか?という話として聞いてやってください。その方が今どきの受験生には合っているのではないかと思います。プラス思考から入るというのがたぶん良いのではないかと・・・。
プレッシャーに負けて、無駄に緊張して体調を崩す人も多いですからね。実際努力してきたわけですから、その力を発揮できるようにしてもらいたい、そういうことだと思います。
by bashy0322 (2013-01-06 12:43) 

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