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推薦書書きの季節 [勤務校関連]

推薦書を丸めて捨てるような推薦なしの実力本位の学校は別としても、どこの学校でもそれなりに推薦書書きをしていることだろう。

それほど推薦が学校の文化に根強く入り込む時代になった。大学は定員の半分まで推薦で生徒をとれることになっている。推薦が盛んな学校ほど、難易度が下がっているというのがこの業界での暗黙の了解と言えるかも知れない。

教員の中でも一般受験組と推薦組がいる。一般組の方が圧倒的に勉強ができる。推薦組は、どこか一般受験に対しての執着心がない気がする。かといって、推薦の指導をきちんとできるわけでもない気もする。

推薦という制度は、学校にとっては、生徒を集めるという意味においては悪くはない。

ただ、個々にとっては、あまり良いことだとは思えない。ここでガッツを持てるような生徒に育てておかないと、社会人になってから、社会でポストを得られるのだろうか、心配になってしまう。人が足りなくなる時代なので、それでも場所は得られるのかも知れないが。
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コメント 4

留数

 推薦で合格した生徒だと,就職活動の時に門前払いという企業もあるのだとか。いろいろいっても,やはり受験というのは大事な通過儀礼であり,それを乗り越えていないのでは社会人にはなれないということなのでしょうかね。
by 留数 (2013-10-24 16:14) 

bashy0322

門前払いと言うこともあるのですか!それは知りませんでした。人生で1番努力したというのが、大学受験の勉強という人は少なからずいると思うので、そういう人たちにとっては思い入れの強い競争と言えるでしょう。そういう人たちが作っている社会であれば、なかなかその競争がなくなることはないようにも思うんですけどね。

最近はハードルが低いことで⑨にハードルが上がると越えられなくなる人が増えている気がします。あまり世の中の競争が緩くなりすぎると、社会人になったら精神がやんでいく人が増えていく気もするのですが・・・。どうなのでしょうね。
by bashy0322 (2013-10-24 20:23) 

shira

 推薦書、大変ですよ〜。
 私の周囲に関しては、生徒も含めて推薦を経たか否かはあまりその人の力量とは関係ない感じです。
by shira (2013-10-24 21:33) 

bashy0322

>shiraさん
国公立大学の推薦書は大変ですね。推薦で大学に入った先生は、一般受験を受けさせる精神論がなっていない感じですね。推薦が受験のチャンスの1つと考えて受験するのか、推薦一本勝負で受けた人なのか、そこまでは知りませんが、そういうことも大いにあるのだと思います。進学校には受験とは何かを語る先生の数が多い気がしますが、勤務校ではそういう話になりにくいのが辛いところです。それだけに私の存在価値があるのかもしれませんが・・・。
by bashy0322 (2013-10-26 07:44) 

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