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生徒がいつか大人を超えるとき [勤務校関連]

昨日はコースの行事の日だった。ある場所で再会した卒業生に私がコース長をしているコースの進路講演会をお願いしたところ、快諾してくれた。

進路講演会とはいえ、内容は、このへんで有名になる階段を着実に上がりつつあるアーティスト。海外在住の仲間を連れて、この日のために準備してくれた。すでに、itunesでも購入することができる。私もCDを毎日のように聞いている。しかも、それが今回は生演奏である。

その生演奏もさることながら、曲の合間に本校の卒業生らしいメッセージを込めてくれた。そのメッセージが生徒たちの心に響いたようだ。努力した日々があって今の自分がいるということ、出会いの大切さなどなど、それぞれの感性によって響く言葉はさまざまだったが、大人が大上段に構えて語る言葉よりもはるかに説得力があった。

生徒は今は人生の修行中である。いやいや勉強をし、何のために修行しているのかわからないこともあるだろう。でも、その修行を耐えることによって明日が拓けるかもしれない。やがて、その努力が実って、卒業して帰ってきたところで大人の我々を超えるようなこともたくさんあるだろう。でも、それは嬉しいことである。子供が親を超えることも同じなのかも知れない。どこかのタイミングで何らかの形で新しい世代が古い世代を超えることを大人は楽しみにしているのかも知れない。

そういうことを実感できた昨日という1日は、私にとっての至福の時だった・・・感動だった。
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shira

 あ〜わかります。私ももう50過ぎなんで、教え子や自分の子どもを含めて、自分より若い人にどんどん追い越されて行くという感覚があるんですけど、なんか不思議と嬉しいんですよね。
by shira (2014-05-16 21:11) 

bashy0322

>shiraさん
すでに体力的には、完全に抜かれているわけですが、若い人たちには、頑張っててもらいたいですね。まだまだ負けられないという思いもありますが、圧倒的に超えて母校に凱旋するような活動している姿を拝見するのは、教師冥利に尽きますね。
by bashy0322 (2014-05-17 06:39) 

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