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直列か並列か [教科(数学)指導者として]

私の勤務校の教えているコースは、1週間に数学の授業が7時間ある。1日2時間の授業は当たり前だ。

そういう流れのなかで、「直列型」で授業をしている。直列型とは、数学の授業を一つの学習内容を連続して進める方式のことである。対して「並列型」は、異なる学習内容を並行して進める方式のことである。

直列型だと、恐ろしく授業が速く、欠席しようものなら、浦島太郎状態になる。
並列型だと、複数の学習内容がごっちゃになり、頭の中が整理しにくい。

デメリットが気になるところではあるが、勤務校では直列を採用している。

近郊の公立高校は先取りをするなという指導が入っているらしいと聞いた。対して、勤務校の私が教えているコースは、2年生ははやくも数学Ⅱが終わってしまう。教える側にとっては永遠の課題であるところの早く終わらせて復習するのが良いのか、じっくりやってがっちり身につけさせるのが良いのか。教える側にも自覚がほしいところだが、新課程になって数学と理科の負担が増えたので、早めに仕上げさせたいという話を聞く。数学は早めに、というのがどうも主流らしいので、そういう意味では良いのかな、と思っている。
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留数

 どういう進め方がいいのか,相手にもよるわけで答えのある話でもないですが・・・。
 自分はほとんど並列の経験しかないため,直列の指導がけっこう割合が高いらしいということが驚きだったりするのですが,直列というか,担当者が1人の場合は,授業時間の融通が利くから,使い勝手がいいことはありますね。分野やかける時間の調節などの点で。
 ただ,どうしても1クラスのコマ数が多くなるので,専任でないと持てないということはありますね。あとは,当たり外れも大きいかな,ってところでしょうか。

 先取り禁止というのは,教育課程で明記した通りにやっていないとダメということらしいですね。例えば,1年生で数学2をやるのであれば,カリキュラムに1単位分でも数学2と明記しないとダメらしいです。この辺も,8年ぐらい前の未履修騒ぎの賜物なのでしょう。なんだか,世の中何でも形式こそが重要みたいな風潮になっているのは,情けない話です。
by 留数 (2014-06-07 22:58) 

bashy0322

>留数さん
授業の教え方がいい先生と、悪い先生が鮮明になると、直列型だと正直困ります。悪い先生だと、その子の成績はアウトになってしまいますからね。そういう先生が1人もいないに越したことはないのですが。

先取り禁止は、例の履修した・しないの問題が発端のようですね。学校によってはこっそりと先取りを進行させるようですが、アンダーグラウンドにしかできません。形式が重要というのは、結局責任をとりたくないということなのでしょうね。
by bashy0322 (2014-06-08 08:39) 

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