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Think globally , think locally . [超個人的感想]

ときどき思い出す言葉に、表題の言葉がある。大学の時によく先生から聞いた言葉である。

とかく、地元というか、都心から離れていると、都会に憧れたり、都会には地方にはないものがたくさんあるように感じる。確かに、一面はそういうことではある。

しかし、都会にはなくて地方にはあるものもある。なかなか高校生レベルでそこに注目できるセンスがある子は少ないが、実はそこから変えられることもたくさんある時代なのだ。

少しレトロな写真でも見ながら、せっかくなので、観光地のことでも見ていこうか。ここは、私の住む地方の中では比較的有名な観光地の1つである。ずいぶん広々とした空間に、昔懐かしい汽車が置かれている。
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中を見ると、これもまた、高校生はあまり見たことがないような腰が痛くなるような椅子の車内がみられる。昔はこのような電車が基本で、青春18キップで旅をするときには、座らないわけにもいかないので、腰を痛めながら目的地に着くように努力したものである。
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そういったものも、今となっては重要な観光の資源となりえて、かつてのことを懐かしむ、あるいは、当時の生活を思い起こすために存在しているということなのかもしれない。多分、この風景が背景にあるからこそ、この汽車の存在はいきいきとし、観光資源として価値があるのだと思う。
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当時のことを考える事とか、観光としての価値、農村としての位置づけ、そして海外に対してのアピールなど、地域を知れば知るほど、伝えられるチャンネルはたくさんあるものである。人がいるということはそこには文化がある。そのことを生かすための何かというのは情報が過多にならない程度にあるからこそ、いい形で伝えられるものなのかもしれない。

少し年をとると、生きている時間が長いだけ、かつての事柄に思いをはせる事が出来るようになるという事は、1つの成長になるのだろうな。それを高校生に求めるのは難しいけれども、推薦試験やAO試験のシーズンになると必ず、そこに注目することの大切さに目が行くようになっている自分がいる。

若者よ、もっと自分の住んでいる地域のことを客観的に見て、その地域に誇りをもてる何かを探してほしい。この写真を撮るときには、たまたま地域のテレビ局の方が取材に訪れていた。

地域の住民の人が、私に対して『ご苦労様です』と声をかけてきた。私も取材の一環で来たと思われたらしい。
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