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高校2年生の勉強がゆるい [進路指導]

北海道の生徒は、高1生は順調に偏差値が上がるが、高2の後半に偏差値が上がらなくなる。

昨日、勤務校に説明に来た某教育産業の方がデータを持ってそのように話をしてくれた。確かに、近くの多くの学校も、この時期に大きく偏差値を落としているようだ。

理由は単純で、他の地域では、高2から学校での勉強のさせられ方がすごくなるようだ。朝は全員7時30分に登校してゼロ時限授業、そして8時間目、9時間目まで勉強するのだとか。

代わりに、北海道の学校はどこの部活動も他の地域よりも力がある場合が多い。ということは、部活動よりも勉強をする傾向が強いということになる。これは、他の地域から教員になった方がいう言葉でも驚きの言葉とともに聞いたことがある。

結局は勉強もさせられるものであるということだったり、文化として根付いているかどうかと言うことでもあるのだろう。地域性というのが色濃く出ると、学校としても結果が出ないのか・・・。

いやぁ、体が持たないだろう?生徒も大変だけど、教員が・・・。
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コメント 3

shira

 私の地元でも高2になると偏差値が下がるというのが悩みのタネです。理由はそちらと同じです。特に高2の夏以降、クラブや生徒会で3年生が引退して実質最高学年になると、クラブ生徒会で仲間や後輩を引っ張る責任が発生して、いきおり個人的なこと=勉強は後回しになるようです。
 ただ、そういうことを差し引いても、高校生は急がしいですね。勉強やってクラブやって生徒会やって行事やってキャリア教育やって総合やって友達付き合いやってその他いろいろやって。ちょっと欲張り過ぎのような気もします。
 自分の子どもが浪人した時、意外に時間的余裕があって驚きました。
by shira (2014-09-05 22:00) 

留数

 尻を叩けばまあある程度は伸びるでしょうし,そういう方法も必要とは思うのですが,それだけでよいわけでは決してないし,結果はともかく,与えられるだけの環境に慣れきってしまうと(これは,高校生以前の塾などの影響も多分にあるので,我々だけでどうなるということではないのですが),この先ちゃんとやっていけるのかなあと心配になります。
 現代の子はスマホをはじめとして誘惑が多いので,一昔前と比べればだいぶ環境が違いますね。子どもの数も減っていますから,ひたすら邁進しなくてもある程度なんとかなってしまうということもあって,ますます失敗する場面というのが少なくなっていますね。大げさに言えば,世も末なのでは,と思います。
by 留数 (2014-09-05 22:11) 

bashy0322

>shiraさん
地方はそうなっていくのでしょうかね。勤務校が全国区の学校になってきているので、全国各地から生徒が集まってくると、その温度差がけっこう感じられることが多いです。欲張りすぎというのは確かに感じるところではありますね。それほど人材が足りない、ということなのかも知れませんが。

>留数さん
失敗するかと思ったら、なんだかんだで成功したということも増えてくると、世の中に対しての厳しさを感じる機会がなくなってしまうのかも知れませんね。それは少し気の毒に感じます。
今年は3年生の担任ですが、国公立大学のハードルも少しずつ下がってきたな、と模試の判定を見ながら感じているところです。
by bashy0322 (2014-09-06 06:49) 

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