もう動けません・・・ [勤務校関連]
9回目の卒業生を送り出した。もう、どの生徒が何回目かというのもだんだんわかりにくくなってきた。年をとったこともあるのだろう。訳がわからなくなってくる。ただ、かつてのメンバーも強烈な生徒が多いので、よく覚えているけど。
ブログの更新もままならないほどに、怒濤の生活を送ってきたが、1つの節目を迎えた。
人によって結果は様々だが、私自身が納得できたかといわれると、これまでの卒業生でもそうだが、「納得した」というところまでできたかといわれると、それはどれだけ頑張っても、難しいことなのだろうな、と思う。
なぜならば、「全員がうまくいく」ということが確率的にほとんどゼロだ。
うまくいかないことがある。まさしく人生そのものだ。その中で人はもまれて、それでも立ち上がって行動するのか、どこかで着地点を探すか、投げやりになるか・・・ということなのかもしれない。一つ一つの不合格には『悔しい』の一言に尽きた。いちいちへこたれていた。逆に合格すれば単純に嬉しかった。
これほど全国各地に卒業生たちが散らばるというクラスも珍しい。もはや全員で会うことができる確率も限りなくゼロだろうな。
卒業式が終わった瞬間に座り込みたくなった。それほどにきつかった2年間だった。体力的にも精神的にも。座り込んだらもう立てない気がしたので、卒業式が終わった後は、基本ずっと立っていた。人の人生を預かる仕事って大変だ。ひと言で人生が変わるかも知れないと思えば、言う言葉にも慎重さが求められる。仕方がないことだけど、受験生のストレスも並大抵のものではなかった。受け止めるこっちの方も気を遣ってかなり精神がやられた。
卒業式後、保護者の方から「先生はしばらく休めるんですか?」と聞かれた。「来年は1年生の担任ですか?」とか。
前の質問については、「この学校を辞めないことには休めそうにない」と言うことらしい。これでもか、というほど、てんこ盛りの仕事が待っている。後者は、今の段階では答えられない。さすがに内緒だ。卒業生をはじめとして、在校生も知る人ぞ知るブログなので。
去年の誕生日に大学の先生に人生相談に行ったときにも、「君は、経営者にとっては最高のコストパフォーマンスの持ち主だろうね」といわれた。正直、給料は今の倍もらってもいいと思う。最低限の勤務時間の倍は間違いなく働いている。
おっと、余計なことを書きすぎた。でも、在校生はよくわかっているようで、卒業式の日にはたくさんのねぎらいの言葉を保護者の方からかけられた。生徒は見ているものなんだな、と思った。
最後に最後のホームルームで生徒に話した感想として残しておこう。
『最初は、あなた方に千本ノックをしているつもりだったが、いつの間にか、俺がいつの間にか千本ノックを受けていたことに気がついた。』
もう立てないわ、ふらふら・・・きつかったけど、みんなの人生かかっているから、まあしゃあないわ。死ぬ一歩手前まで言ったかもしれんが、体が何とか持ちこたえて良かった。そこまでやったことは確かだ。もう動けませんわ。本当に。
ブログの更新もままならないほどに、怒濤の生活を送ってきたが、1つの節目を迎えた。
人によって結果は様々だが、私自身が納得できたかといわれると、これまでの卒業生でもそうだが、「納得した」というところまでできたかといわれると、それはどれだけ頑張っても、難しいことなのだろうな、と思う。
なぜならば、「全員がうまくいく」ということが確率的にほとんどゼロだ。
うまくいかないことがある。まさしく人生そのものだ。その中で人はもまれて、それでも立ち上がって行動するのか、どこかで着地点を探すか、投げやりになるか・・・ということなのかもしれない。一つ一つの不合格には『悔しい』の一言に尽きた。いちいちへこたれていた。逆に合格すれば単純に嬉しかった。
これほど全国各地に卒業生たちが散らばるというクラスも珍しい。もはや全員で会うことができる確率も限りなくゼロだろうな。
卒業式が終わった瞬間に座り込みたくなった。それほどにきつかった2年間だった。体力的にも精神的にも。座り込んだらもう立てない気がしたので、卒業式が終わった後は、基本ずっと立っていた。人の人生を預かる仕事って大変だ。ひと言で人生が変わるかも知れないと思えば、言う言葉にも慎重さが求められる。仕方がないことだけど、受験生のストレスも並大抵のものではなかった。受け止めるこっちの方も気を遣ってかなり精神がやられた。
卒業式後、保護者の方から「先生はしばらく休めるんですか?」と聞かれた。「来年は1年生の担任ですか?」とか。
前の質問については、「この学校を辞めないことには休めそうにない」と言うことらしい。これでもか、というほど、てんこ盛りの仕事が待っている。後者は、今の段階では答えられない。さすがに内緒だ。卒業生をはじめとして、在校生も知る人ぞ知るブログなので。
去年の誕生日に大学の先生に人生相談に行ったときにも、「君は、経営者にとっては最高のコストパフォーマンスの持ち主だろうね」といわれた。正直、給料は今の倍もらってもいいと思う。最低限の勤務時間の倍は間違いなく働いている。
おっと、余計なことを書きすぎた。でも、在校生はよくわかっているようで、卒業式の日にはたくさんのねぎらいの言葉を保護者の方からかけられた。生徒は見ているものなんだな、と思った。
最後に最後のホームルームで生徒に話した感想として残しておこう。
『最初は、あなた方に千本ノックをしているつもりだったが、いつの間にか、俺がいつの間にか千本ノックを受けていたことに気がついた。』
もう立てないわ、ふらふら・・・きつかったけど、みんなの人生かかっているから、まあしゃあないわ。死ぬ一歩手前まで言ったかもしれんが、体が何とか持ちこたえて良かった。そこまでやったことは確かだ。もう動けませんわ。本当に。
また1つの区切りですね。お疲れさまでした。
大学入試に関しては,さすがに全員がうまく行くことは実際のところないですからね。指導者1人1人の寄与できることには限りがありますし,寄与しすぎることがいいとも限らないわけで。その辺りのバランスは,いつになっても難しいものです。
by 留数 (2015-03-02 18:03)
いやあ、お疲れさまでした。
私の勤務校の卒業式は5日です。ぼちぼち国公立前期の発表が始まります。
by shira (2015-03-02 22:03)
>留数さん
疲れたのが、終わってよくわかりました。現在、地元帰省中です。今は、結果待ちですが、冷静に振り返って、次に繋げます。
>shiraさん
北海道は原則3月1日ですね。こっちも国公立の発表を前に、何を思う、って感じです。
by bashy0322 (2015-03-05 08:57)