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あんパンの思い出 [超個人的感想]

大学生のとき、ある教授の昼ご飯はいつもあんパンだという話をしていた。

その教授の年齢に私も少しずつ近づきつつある。数学に取り組む姿勢を多くの先生方に教えてもらった気がするが、その先生もその1人である。だんだん食の好き嫌いの傾向がその先生と近くなっていくのを感じ始めている。

中学校の数学を3年間教わった先生。教科は数学だった。あれていたクラスを一生懸命まとめようとしていた。高校1年生の担任も数学。いきなりレベルが高くなった高校の数学を丁寧に教えてくれた。私が教員になったときに、数学の研究会で会ったときにはお互い驚いたものだった。

そして大学の先生、さすがに退官された先生が多いが、数学のみならず、学問を学ぶ姿勢として学生の立場のときにも感じ取れることが多かった。

数学という学問は、実学というよりは、基礎的な学問としてあまり日の目は見ない。しかし、学問の根底を支える科目としては、非常に大きな価値があるはずだ。

いろいろな人たちの志から生まれてくる新たな志。高校の職場だとあまり語られることが少ない気もするこの志を持つ先生方の言葉は、そのあるなしが生徒たちの教師への対応の中で感じられることがある。単に教科を教えるだけでない、志を背中で教えること。けっこう大事なのかな、と勝手に思っている。
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shira

 私の場合、担任の中で英語の先生は中1だけでした。中2・中3は理科、高校は3年間もっとも苦手な社会科(それも歴史)の先生でした。ただ、中2からの担任さんと高校の担任さんは、とにかく自分の専門分野が大好きだったようで、授業中にそういう方向に脱線するとすごく楽しそうでした。どうも世の中には勉強が楽しいということがあるらしいということは学ぶことができました。これがもしかしたらbashyさんのいう「背中で教える」なのかも知れません。
by shira (2015-07-08 22:45) 

bashy0322

>shiraさん
こめんとありがとうございます。勉強が楽しいということを知るためには、一番の身近な存在が多くの人にとっては先生なのでしょうね。
もっとも、親がそういう場合もあるでしょうが、親がそういう場合には、強制的に勉強させられ反発するケースも少なくありませんね。教員の子供は極端にわかれる気がしています。
by bashy0322 (2015-07-12 07:21) 

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