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北海道情報大学で情報の教員免許取得への道 [超個人的感想]

この1年、北海道情報大学の通信制課程で学び、情報免許取得のための学びを行った。

死ぬかと思ったが、どうにか終えることができた。まだ試験は終わったわけではないが、忘れても困るので感想を書いておきたい。

事前に参考にしていた唯一の情報は、ここのサイトの内容であった。その他は一切なし。当然ながら、当時とは内容が異なっていると思われるものもあったが、その状況とまったく変わっていないと感じられることもあった。私も教えてもらったところもあるという意味において、書き残しておくが、いつまでこの内容が通用するのかは保障はできない。

試験は4回受けた。


1回目は5月。
教職の2科目を受験した。情報科教育法Ⅰと情報化教育法Ⅱ。通信制課程で学ぶこと自体が初めてで、流れがまったくわからないままの受講だったので、反省ばかりが残った。
年齢の衰えも同時に痛感する内容となった。大学時代には取ったことがないようなひどい点数を取ってしまったが、合格はした。記憶では穴埋め問題ではあったが、曖昧にしておくと、間違えるような記号問題をミスしたのではないかと思われる。内容が悪すぎた。

2回目は7月。
勤務校の学校祭の翌日で、勉強と活動と成績処理との両立で死ぬかと思った。にもかかわらず、今後のことを考えて、勝手に軽そうだと判断した5科目を受験した。科目は、コンピュータサイエンス入門、ディジタル画像入門、情報社会論、知的所有権論、情報職業論。コンピュータサイエンス入門は、結構手こずるという情報大の方のアドバイスだったが、このようなものは向いていたのか、比較的スムーズに取れた。書かれている内容が比較的数学的だったのが最大の要因だったのだろう。問題は小問が多く、問題集の問題よりも若干難易度が低かったことを覚えている。ディジタル画像入門は、普段アドビ製品に囲まれて生活しているので、実習は瞬殺だったが、その裏付けとなる画像処理の計算のしくみは大変興味深かった。内容はアドビ製品ができれば試験ができるというものではまったくない。情報社会論は、レポートがどのような形で評価されたのかはよくわからないが、たくさん書くことが求められたので文字数でも数えていたのだろうか、と感じるが実際のところはよくわからない。知的所有権論は、問題が10問で、適度な難しさであったこと、著作権のことどういうわけか日常良く聞く話ではあるのでどうにか回答できた。さっぱりの人には答えるのは難しいのではないかと思う。情報社会論は、とにかく職業の名前がたくさん出てきてかつ紛らわしく、評価が低かったところを見ると、テストの結果、問題作成者が紛らわしいと思うものをしっかりと選んで出題したということで、名前と内容が曖昧なものが出された結果できなかったものと思われる。今となっては、ここは激しくノートを取り、誤解がないような形でまとめを行っておくべきであった。出来はかなり悪かった。

3回目は11月。
ここでインターネットメディア授業を選択した。難関であるらしいプログラミング基礎だが、結局インターネットメディア授業を向きになって行った結果、答えがなかなか合わず、合うまで必死にやったら、授業を受けた時間数が60時間を軽く超えてしまった。土日はないし、平日もかなりやりこんだ。結果、テストのプログラムはほぼ完璧にできたと思われる。確か、プログラムを書いたのは6問あったことを記憶している。例題ほどの長いプログラムのものではないが、簡単すぎるほどでもない。解答を書くために2段階必要な問題だった記憶がある。もう一つのシステム設計演習もインターネットメディア授業を選択した。同じく60時間以上かかったが、理解するのが難しいところが多数あった。全くの素人には苦労する内容だと思われる。最後の講義の総おさらいのところに出てくる内容がテスト2出ることを想定するところまでは予想できたが、それでも脳みその記憶の回路がうまく機能せず、正直テストの答えは完全な正解からすると少しずれていた。まいったなあ、どうしようと思いながら結果を待ったものである。試験に一切の持ち込み禁止であることを知るのが遅く(自分のミス)、対応が遅れたのも反省すべき点であった。

4回目は1月。
データベースシステムと、コンピュータネットワーク。データベースシステムは、問題が3問あり、参照したリンク先のコメントと同じ問題であったのだと思う。コンピュータネットワークは、問題が大問10個くらい合って、説明しなさいという問題が多数あったことを記憶している。これまでは記号問題や語群から選ぶ穴埋め問題が多かったが、「説明しなさい」という問題は結構難しいんだな、と思った。元々数学を生業にしている私は問題として語群問題はまず作らない。情報科教員になったらそういう問題を作るかもしれないのか・・・などと思いながら時間ぎりぎりまでかかった。

現在結果を待っているところである。合格していれば良いが、していなかったら、少なくとももう半年勉強しなければならなくなるのだろう。

さて、通信制課程の勉強の流れがつかめず、戸惑いを持って意見を受けたときからすると、ある程度の対策をすることができるようになったのは成長だったが、残念ながら、流れをつかんだ頃には終わってしまうという感じになった。その反省点の中で書いておく。

最大のポイントは「試験の時に持ち込めるものの有無」であった。持ち込みができるのとできないのでは天と地ほどの差がある。ここの確認はまず第一に行っておきたい。もちろん、持ち込み可の問題の方がはるかに難しい。覚えるのが面倒くさかったら、全部書く方が良いと言うことになる。前半は、自分の記憶力の衰えがそれほどでもないと思っていたので謙虚さに欠けていた。結果、芳しい成績が取れなかったと反省した。ちゃんと持ち込み可という条件をフル活用する必要を感じた。そこで、後半は全部書くという流れになった。しかし、教科書を全部書くのは大変なので、講義用のテキストの問題と解答を全部書き、そこに加えて教科書で必要なことを書くという方針にした。これが与えられた時間で最大の効果を上げるための勉強としては現実的だったかな、と思っている。もちろん、持ち込みが許されないテストでは基本的にはできない方法である(カンニングなので)。持ち込み不可のものは、問題の難易度が練習の問題よりも少し低いので、諦めずに取り組んでいきたい。インターネットメディア授業の方が値段が高い分だけ少し学習環境が整っており、学習には有利だと感じた。

総勉強時間はどのくらいだろう、たぶん500時間くらいだった気がする。今年の仕事は勤務校に宿泊する程度のことも多数あり、その合間を縫ってやったので、「好成績を挙げる」という目標設定は諦め、無理をしないことにした。しかし、プログラミング基礎で「優」を取れたのは単純に嬉しかった。学生として取り組むのであれば、それ相応の成績は取れるだろうが、仕事をしながらだとこの程度でも仕方がないかな、と割り切った。

最後に、情報教育法のレポートが帰ってきたときに、添削してくれた先生が仕事が忙しいのですねとコメントしてくれたのに涙が出そうになったのを覚えている。毎日寝ないで仕事をしていた頃だったので,両立が特に難しく、成績は私の人生の中で悪い意味で記憶に残るくらいではあったが、特に嬉しかった。小さいことかもしれないが、そういうひと言でも人は嬉しいものなのだな、と感じた。辛いときには、温かい言葉に心を動かされるものである。
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mist

こんにちは。通りがかりで、このブログを拝見し、思わずコメントさせていただきます。わたしはいままさに北海道情報大学で、情報科の教員免許を取得しようとがんばっている最中です。いまごろなんで、と言われるような年齢なんですが。現職の教員でいらっしゃるbashyさんと違って、2年半で学位と教免両方取ろうと考えている図々しいオバサンです。わたしも仕事をしながらですが、6月には教育実習も経験し、ひぃひぃ言いながらあともう少しのところまできました。
教育実習で先生方がどれだけ忙しいか目の当たりにしましたが、そんな中で教科を追加されたbashyさんを見習ってがんばります!
このたびの地震の被害地が少しでも早く復興されることを願っています。
by mist (2018-09-12 18:43) 

guest

はじめまして。
私も通信で英語科教員免許をとり、現在、英語を教えているのですが、情報のほうにも興味が出てきて、どの通信大学がいいのかと情報を探しております。コメント1さまのように私もかなりのおじさんです。
北海道情報大学は最短半年とか宣伝されていますが、難易度は高いのでしょうか。
※ちなみに数十年前ですが、初級システムアドミニストレータ―(現ITパスポート)を取得している程度のレベルですが。。。
<(__)>

by guest (2019-05-21 15:47) 

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