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フタコブラクダの改善に向けて [教科(数学)指導者として]

どうしても二極化してしまう受験生の度数分布のヤマ。

そういう話をぼやいている人が勤務校にいた。問題の作成に問題があるのか、それとも指導の方法に問題があるのか、ということだった。

前者は、生徒の優劣を明確につけたい場合には、あえてそうすることもあるだろう。

問題は後者だが、指導の方法に問題があるというのは上位層だけに目をかけて、下位層に目をかけないとあっという間に二極化になる。それが良くないということになれば、下位層にペナルティー的な要素を入れた方が良い、ということらしい。ペナルティー的な要素というのは、居残りをさせる、追加の宿題を課すなど、いろいろあるが、あまりこちらが手をかけるとわざと悪い点数をとるようになるので、それは避けなければならない、ということだから、課題は出すけど、協力はしないというのである。

なるほど、それも1つと思う。

高校入試に向けての学習では、塾に勉強をさせられていて、自発的に勉強をするという習慣があまりないということもある。ここからどこのタイミングで自分で勉強をする方法論を身につけさせれば良いのか、させられても協力はしない、そうなれば自分なりにどうすれば良いのか考えるのかもしれない。どうやってそれを考ええるように仕向けるか、その1つのヒントを聞いた気がした。
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留数

 勉強に限った話でもなく,いつまでも誰かが手を貸してくれるわけではないわけで,だんだんと自分でやるように仕向けないといけないのですが,その加減は難しいですね。

 世の中便利になり,教育方面でもサービスはよくなっているわけですが,あまりによすぎて,実は子どもたちは弄ばれているという気がしてなりません。そりゃあ,その方が楽なのでしょうが,楽なうちには本当のおもしろさというのは得られないものです。
by 留数 (2016-10-02 10:32) 

bashy0322

>留数さん
コメントありがとうございます。人数が多くなれば、それだけ質を上げなければならない。ただし価格が上がるというのが近年の傾向なのでしょうね。選んでもらう時代、クオリティーも必要で教育をする側に求められるのは多いですが、一方で、学ぶ側にも考えてもらわないと困ることは多いわけですが、そこがなかなか伝わらず、ジェネレーションギャップに悩まされることになるのでしょうね。

いつの時代にもある話とは言え、難しい話ですね・・・これは。
by bashy0322 (2016-10-03 07:00) 

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