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確率分布と統計的な推測 [教科(数学)指導者として]

センター試験も実施の残り回数が減ってきた。

次の準備もしなければならないと思いつつ、しかし、あと何回かは試験はあるのだ。そこで結果が出ないのも困る。

数学ⅡBの学びを朝から晩まで行っているが、数列とベクトルと選択になっている確率分布と統計的な推測についても学んでみようかなと思い、ぱらぱらと教科書を開いてみるようになった。ネット上にもコメントはいくつかあるが、「おいしい分野である」というコメントもちらほら。そういうことを書くひとはそれなりに数学が得意な人なのだろうけれども。

理系の国公立大学の2次試験対策としてはあまり勧められたものではないが、センターしかない生徒であれば良いのかもしれないな、と少し思う。ただし、数列とベクトルを指定している学校も多々あるので、そういう大学を受験する場合には使えないけれども。

第一印象は、数学というくくりに入るのかどうか微妙な分野と言うことだ。

本当においしいか、おいしくないか、易しいか難しいかは、少し勉強してから判断しようっと。これが個人的な冬休みの課題になりそうだな。

まず手始めに読み始めた参考書


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留数

 数学的には深みのある分野ですが,本格的にやるには数学3かそれより先を知っていないと厳しいですね。結果として「・・・であることが知られている」のような記述になりがちなのでしょう。
 データの分析もそうですが,教える側としては,専門書を読むなどして背景を知っておかないと,うわべだけとなって自信を持って説明はできないということはあると言えます。微積を教えるのに高校の範囲だけ分かっていれば十分ではないのと同じですね。私自身も,この分野は大学ではたいして勉強していないので,ちゃんと説明できるかと言われれば,教科書をなぞる程度にすぎないのが正直なところです。

 数学Bの統計,センターしかいらず,満点が必要でないとなれば,数列とベクトルのどちらかをこれに変えるという“戦略”はよく耳にします。実際,分散とか標準偏差までであればそんなに難しくもなく,かかる時間なども考えればお得ではあります。もっとも,今年の追試のように最初からその先が出題されることもあるのと,戦略的すぎるだけに,薦めようというのはちょっと・・・。
by 留数 (2016-12-27 00:53) 

white

統計と言っても数Bの範囲では「正規分布表を読めるようにしましょう」と言うだけです。あれを難しいと言うのは単なる食わず嫌いだと思いますよ。

正規分布表を自作するなら高度な微積の知識が必要ですが,そこに書いてある表を使うだけなら簡単です。

さらに確率分布の部分は数Aの場合の数・確率の知識を使えないので,非常に簡単な確率しか扱いません。

今月のセンター試験も簡単なものしか聞かないでしょう。勇気を持って選択する受験生が歓喜することを期待しています。
by white (2017-01-01 15:14) 

bashy0322

遠出から帰宅しました。長旅でしたので、返事が遅くなってすみませんでした。

>留数さん
いつもコメントありがとうございます。「教科書だけでは足りないシリーズ」を2回読んだので少しはわかるようになったつもりではありますが、実戦をある程度積まないととダメですね。こういうことになっているというのは、数学科の佐賀としても、受け入れがたいものがありますが、そうも言っていられないものは、受けいけるしかないということになってしまうのでしょうか。

とは言え、収録されている実践的な問題集も少ないですね。手元にある問題集の中で見ても、収録されている問題集の方が少ないです。これでどうやって生徒に練習させようかというところがそもそも難しいのだなと感じました。

>whiteさん
コメントありがとうございます。確かに単なる食わず嫌いな感じがして、反省したところでありました・・・。

言うまでもないことですが、理系の選択で他の受験との兼ね合いによっては他を深めた方が良いと言うこともあるので戦略的には頭を悩ませる問題ですね。全部やって当日問題から選ぶと言うことまでできる受験生であれば話は別ですが、それはそれで負担が増えることにもなるので。
by bashy0322 (2017-01-10 21:32) 

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