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冬休み集中トレーニングその2 [進路指導]

今日は朝から4ステップの演習問題でやっていないのをとりあえずやっつけておいた。かつての4ステップの演習問題からするといったい何だったんだ、というほどに易しくなっている。これも時代の流れだな。それにしても、地方の進学校の地域1番手高校から2番手高校あたりまでは4ステップをやっている学校のなんと多いことか。

さて、今日も高速トレーニングを読んでいる。昨日も書いたとおり、自分が解くためにやるということではなく、「教え方の模索」のためにである。今日は三角関数と指数編を読んだ。


三角関数を読んで、このシリーズを薦めようと思ったのがこれを読むきっかけになったのだが、合成から方程式を解く問題の説明がエレガントだと改めて思う。それから、生徒たちが手こずる公式の説明もいい世界観をしている。この説明をほぼ自力で作って説明していたのだが、説明としてはこれもまたエレガントだと思う。私の説明よりも上手いので今度からはこの参考書を薦めようかなと改めて思った。ただ、内容が薄い部分もあるから、これですべてだと言い切ることは難しいとは思うが、苦手なところが強化され、世界観を創りあげるという意味において、一定の効果があることは間違いない。


生徒の中にはときどき「公文式をやっていた」という生徒がいる。他の科目は苦手なのに、計算は妙に得意でかつ計算が速い生徒が多くて、公文式のすごさを改めて感じることがある。過去には市販されている参考書で中学校の内容が出てくるものがあったが、高校の参考書は見かけたことはない。しかし、このシリーズのところどころにはそうした精神があるのかなと思うところがある。細かいステップを刻んでテンポよく学ばせることはいいことなのかもしれない。とかく受験のノウハウに走ると正確な説明かどうかという意味において微妙な参考書もお見かけするが、この参考書はそこのところの心がけもそれなりにある。そもそも教科書の項目が指数・対数であるのに対し、それを分冊しているのが(それぞれは薄いのだが)取っつきやすいかもしれない。センター試験では15点分の分野だが、小問では出しやすい問題群でもあるのできっちりととれるようにしておきたい。指数編は少し薄いので割高だが塾の1時間あたりの授業料よりも安い参考書と思えば買えるに違いない。
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