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参考書のコンセプトを問題に見る [参考書・問題集対決]

勉強机には赤チャート、青チャート、ニューアクションレジェンド、FOCUS GOLDがある。それぞれの問題を比較しながら、まったりと問題を解いている。

だいたい同じような問題が並んでいると思う反面、細かいところを見ると、問題設定が違うなと思うところがある。

大きな1つが、コンセプトでこれを学ばせたいということが明確化されていて内容が絞られているか、少し欲張りに設定されているかという違いである。

問題には1つの問題で学ばせたいことが1つ掲げられていることが多いが、そこに付随して派生した内容をさりげなく突破できないと解けない問題もある。要するに、参考書の中でときどきちりばめられた派生する計算練習までさせて、実践力を養うところまで要求するかどうかである。

受験生にとってはどちらがいいのだろう。ときどき思うことがある。前者は、参考書の狙いが明確であり、わかりやすいという評価が得られる可能性が高い。しかし、一方で、どこのジャンルにも属さない考え方や問題を学ぶ機会は減ってしまう。後者は、参考書の狙いが明確でなくなって、その問題を通して学ぶべきことが見えにくくなる可能性がある。

このスタンスの違いは問題を比較することでわかる。

東京書籍の参考書や問題集は、1対1の度合いがかなり濃厚である。従って、初学者には学びやすい問題集が多い。店頭に出されているものが少ないのが残念だ。

FOCUS GOLDもその色合いの方が強い。


欲張り設定はチャート式である。ちなみに、4STEPにも同様の傾向がある。1対1の問題も多いがそうでない問題も少なくない。実践的な参考書・問題集を出そうということなのだろうと思う。購入の際には参考にしてみると、また参考書・問題集への見方が広がると思う。

欲張りなのがいいのか、1対1で学んで次のステップで実践的な問題集をするか、人によっていろいろな方法論で学ぶことができそうだ。
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