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自己責任の世界 [超個人的感想]

指導していて思うのは、こちらの価値観を押しつけてはいけない時代であるということ。教育は価値観の強制であるとある先輩から聞かされた言葉だが、そうもいっていられない。

指導するとひと言で言っても、言い方とか、注意の仕方とか、いろいろな制約がある。難しいものだ。時代はあまり強く指導しない方向に進んでいるが、残念ながらそれでわかるとは到底思えないような場合もある。

では、そういう生徒はどこで学べば良いのだろう?とふと考えることがある。長い将来を考えると、少々気の毒なことである。ここで気がつかないといけないようなことがあるだろうに、それを素通りしてしまえば、大人になったらどのようなしっぺ返しが来るのかわからないだろうに、と思うようなこと。

でも、そのようなことがわかるように指導すること自体が否定されれば、その生徒に対しては、あとは自己責任ね、という思いになってしまう。言うだけのことは言ったからね。あとは君が考えて行動してよ、ということになるしかない。

そのような指導しかできない、縮こまった指導というのも大変残念なことだが、時代の要請だから仕方がない。淡々と指導がなされるしか方法がないのかな。それも人間関係としては残念に思う。最近は、指導内容を録音している生徒がいるという話もあるようだし。それは縮こまるわけだな。

合宿でいろいろな話になる。いろいろな学校が多岐にわたる苦労をしている。地域なりの苦労だったり、私立だったり公立だったり。状況はさまざま。デモ、その中で一生懸命何かに打ち込もうとしている先生がいる。その中で何をすべきなのか、何らかの使命を持って活動している先生方がやりがいを持ち続けられる時代に期待したい。
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