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参考書内にある「やりとり系」 [参考書・問題集情報]

最近は、参考書内にある内容で、AさんとBさんのやりとりで話が進むことが増えた。

最近その話の中で、実はそれが「センター後継の問題を意識したらそのようになった」という話を聞く機会を得た。まさかそこまで計算してのことだったのか、と耳を疑ったが、よく考えてみれば、参考書を作る側からしてみれば、そのようなことを考えて構成することはあり得るな、と合点がいった。

最近、高校入試の問題を見る機会があるが、実にたくさんの問題が「やりとり」で構成されている。やりとりはアクティブラーニングで授業しているなかでのやりとりでありがちなものを想定されているのか、どのような場面での会話なのか。先生と生徒なのか、生徒同士なのか、そのへんも少し分析した方が良いのかもしれない。

これからの参考書作成者の方は、数学の本質とは離れたところまでを含め、そこまで考えて作り込むのはけっこう辛い作業になるだろうなぁ。文章が増えることも含め、参考書はまた厚くなり、作成料も上がり、値上がりするかもしれない、と思った。

それにしても、大学入試改革からのさまざまな変更点の影響はけっこうなものになりそうだ。大学入試が変われば、高校入試も変わる。参考書も換わる。当たり前のことなのかもしれないが、その影響力に驚いている。
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ukokou

やりとり系といえば「あすなろ」
と思う、私は、
時代遅れ・・・
by ukokou (2018-11-21 23:34) 

留数

 順番としては,まず高校入試(中学数学)が変わって,それに伴って大学入試(高校数学)も変わる,という形ですが,高校入試の段階で既に少なからず脱落しているであろう状況を考えると,共通テストのような流れは余計にダメであろうなあ,と感じます。
 探求学習とか,日常の題材というのは完全にダメとはいいませんが,それを限られた時間でテストしよう(特に前者のようなもの)というのがそもそも間違っているわけで。結局は,処理能力とか(悪い意味での)要領の良さとかが主体のテストになってしまうのではないかな。試験で測るのが適切なものとそうでないものという違いがあるのですが・・・。
by 留数 (2018-11-23 12:10) 

bashy0322

〉ukokouさん
なべつぐのあすなろ数学ですか?だとしたら、同世代ですね。わたしも持っていて時々使っていました。

〉留数さん
アクティブラーニング型の授業で普段、生徒たちがどのような会話をしているか、ということにも関わってきますが、あんまり、問題設定として出てくるようなやり取りは、通常の授業では出てこない気がするのですけどね。そういうやり取りをしないといけないってことなのかなぁ、と、ふと思うのでした。
by bashy0322 (2018-11-24 17:37) 

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