SSブログ

宿題などの強制と勉強 [超個人的感想]

生徒と一緒に勉強をずっとしている。生徒たちは長い時間、静かに勉強をするという経験がないらしい。最初は少々うるさいが、これが当たり前になってくると,静かに勉強できるようになってくるみたいだ。

生徒は宿題を黙々としている。あくまでも宿題は与えられたことをこなすだけのことである。「言われたことをやる」ということについてはまじめな生徒は従順である。その意味において、宿題は重要だということに気がつく。

問題はその後である。宿題が終わったら何をするのか。自ら主体的に勉強するということができるようであれば、何の苦労もないのだが、残念ながら、学ぶ意欲が低い生徒たちであればあるほど、それで終わってしまう。また、学ぶ意欲が高い生徒であればあるほど、宿題は邪魔でしかない。自分の勉強したい内容を勉強させてもらえないのか、そういう思いを持ってしまう。

このバランス感覚が難しい。

もっとも、宿題をやらないことに命をかけている生徒も中にはいる。そのような生徒に対してことさら労力をかけるのは正直時間の無駄である。解答を丸写しする生徒も中にはいるが、その生徒には各種試験の結果を持って責任をとらせるという考え方に立つのが一番よろしい。自分で気持ちを入れて勉強ができるのかどうか。結局は身になる勉強ができているのかどうかにかかっている。

強制されているうちに勉強ができるようになる。そのつなぎ目になる展開をどのように作っていくのか。そこに今どきの生徒たちにとって、勉強を自発的にするようになる鍵があるように思える。
nice!(16)  コメント(0) 
共通テーマ:学校

nice! 16

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。