継続は力なり [超個人的感想]
先日連休中に、実家に引っ越しの手伝いのために帰省した。
せっかく帰省したので何かしておきたいということで、地元に愛される山に登った。ここ毎回上っているので、もはや帰省の際の「儀式」のようなものである。
そこには知る人ぞ知る山の番人のような方がいらっしゃる。マスコミにもずいぶんと取り上げられ、地元のちょっとした有名人である。しかし、地元を離れて久しい私なので、話としては聞いたことはあったが、お会いしたことはなかった。今回その方とお会いすることができた。気さくな方で、謙虚にその山に上る方に取材されているようである。
「よろしければ写真を撮らせてもらってホームページに掲載させてもらってよろしいでしょうか?」
「私でよかったら・・・」
という話で、始まった話は、30分くらい続いた。会話の具体的な中身はさておいて、その山を愛しているという思いが伝わってくるのと同時に、その山にまつわることをたくさんの人に知ってもらって、また山に来てもらいたいというお話であった。そこまでやるんだという驚きとともに、またこの山に登りたいなと思わせるものがあった。
1週間後、山で撮ってもらった写真が家に届いた。
そこまでするんだ・・・。なぜ?
今度お会いしたときには、逆取材だな。
お会いしたときには、今年111回目の登山と話していた。よほど天候が悪くない限り、また家族の用事がない限り、毎日登っていらっしゃるようである。足もずいぶん悪くされているようで、歩くのも大変なご様子であったが、それでも着実に登っていらっしゃるご様子。
別に何かの記録を作るわけでもないし、誰かに勝つためでもなく、毎日登る。そして来てもらう人たちに何か残したいという思いを実行する。そういう人生もいいのかもしれない。
「継続は力なり」という言葉を思い出し、ここ最近の、感動する出来事のひとつとなった。ついでに言えば、退職後何しようかなとふと考えることが多いので、ひとつの参考になった。
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