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ライフワーク [超個人的感想]

ライフワークという言葉があるが、それがある人は、老後の時間も有効に活用できるのかもしれない。

まだまだその時期は遠いが、少し意識できたら、仕事を辞めたときの楽しみがあるのかも、と思うと、そういうことも考えておいた方がいいのかも。

最近、生徒が授業を脱線させるためにあれこれ仕掛けてくる。若い頃はそんなことを仕掛けられているとも思っていなかったので、自覚したのが最近なのかもしれない。他の授業でまんまと引っかかっている先生もいるらしい。あんまり関わらないようにしているが、趣味についていろいろ聞かれたから、もう二度とこの話をさせないように超真面目な話をしてあげた。

年をとると、自分の生きた足跡を残したくなるものだ。生きた足跡を残すといっても、大部分の足跡は消えてなくなってしまうものがほとんどである。でも、「勉強を何のためにするのか」という問いがあるように、「自分は何のために生きているんだ」という問いかけもある。その問いかけに対して答えを求めようとするのが人間である。その問いに近づくために、何か人のためにして後世に何か残したいと思うのが人間の自然な思いである。であれば何をするのか。ということで最近しようと思っているのが、戦時の話を後世にどのように残すかということではなかろうか。この話はもうすぐこの世から消え去ってしまうものであるのかもしれない。ということで、そういう取り組みの手伝いができればと思っている。かいつまんでいうと、こんな話であった。

生徒はシーンとなった。話をそらす気力もなくなったようだ。

さて授業だ。高校生の時にはあまりそういうことは思わないかもしれないが、ここで個々の力をあげておけば、本人たちが同じような年代になったときに、自分たちが見つけるライフワークの核心に近づくことができるようになる。人間力がある人ほど、そのことに取り組もうとするはずなので、そのためにも勉強だ。という話をまたかいつまんで話した。

おかげさまで授業にスムーズに入れた。

勉強とは、形を変えても、どこでどのように活用するのかわからない。なかなか見えないことかもしれないが、理想状態の問題設定で事柄を解決する力を育てる数学。人間が取り巻く環境はもっと複雑かもしれないが、まずは事柄が整理されたところで解決に向けて頭を使っておかないと。

数学は何のために学ぶのか、自分なりの答えの形を1つ整理できたかもしれない。雑談に感謝とまではいかないが、生徒たちがまた少し勉強に身を入れてくれればよいのだが。
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