四択問題

「平均点が悪い」と散々たたかれた私の試験であったが、ついに平均点が高くなり、そういった批判から逃れることができるようになった。

平均点を上げるために参考にしたテストがあった。それは、業者試験である。

ある業者試験の問題が四択問題であったのだ。今までやったことはなかったが、かなりの配点の問題を四択問題にしてみることにした。もちろん事前の予告はない。四択問題なので、その部分の問題は「ノーベン」としても２５％の正答率を確保できる。そんな試験をやって大丈夫なのかと思ったが、平均点が低いことへの批判があまりにも大きいので仕方がなかった。

当たり前のことだが、これが基礎点になれば、平均点が低いと言っても、それなりに与えられることになった。ということで得られた平均点は、それなりの点数であった。生徒は大喜びしていた。これまでにない感謝の言葉が述べられた。

ただ、これでいいのだろうかという思いが消えない。今回の試験の結果については職場でもけっこうなインパクトを持って迎えられた。賛否両論あるだろうが、手法はある業者試験のパクリ。ただ、思うことはひとつ。




そんなことまでして平均点を上げることに何の意味があるのだろう。





きっと業者試験を作っている人も同じことを思っているに違いない。

コメント 2

　平均点は、高得点者か低得点者のどちらかが多ければ、そちらの方に引っぱられるので、個人の集団の中での位置づけは、それだけでは分からないのですが、保護者から見たら、平均点が一番分かりやすいんでしょうね。私も数年前、年度末の学校評価の自由記述で、保護者から、「平均点が低いので、教科担任を変えて欲しいと何度も管理職に言った」と書かれたことがありました。章末テストなどでは、問題を事前に教える場合がありますが、それでも、平均点はさほど上がりません。（100点満点で60点程度止まり）。教師サイドからも生徒サイドからも、本当は平均点など、絶対評価の時代、あまり関係ないのですが。（あまり低すぎても困るが･･･）
by tyuuri (2019-12-27 12:27) 

＞tyurriさん
コメントありがとうございます。親の世代は平均点しか学んでいないですからね。１００点取る生徒がある程度いるようなテストでも平均点が３０点だとすると出題者はどうしたものかと思いますね。でもなかなか理解できる人はいない。困ったものです。

結果、何も勉強しなくても存在の危機にさらされるわけでもないので、勉強しないのかもしれませんね。義務教育ではないので、お金かもったいないと思いますが、現実ですね。
by bashy0322 (2019-12-28 07:55)