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旺文社ラジオ講座の思い出 [超個人的感想]

オンライン講座をするにあたり、旺文社のラジオ講座を思い出した。

顔出ししないと言うことは、ラジオ講座を受けることに似ていると思ったからである。

生徒が「データを小さくしてもらいたい」という話をしたので、その方法論を考えたところで、動画でもいいので画像を動かさないというのは有効な手段である。動画は圧縮の関係上、画像を動かさないとデータは小さくなる。

あとできるのはセリフ側のデータの変更である。尺が長くなると困るので、話すテンポが速くなる。データを小さくすることを目指せば仕方かないことである。

動画撮影の際にそんなことを考えると、いっそのこと「ラジオでやればいい」という結論に達した。何人かの先生方がそれに気がついたようで、その話で盛り上がる。

そもそも、旺文社のラジオ講座なるものがあったではないか。朝の5時から1時間、予備校の先生方がラジオ講座のテキストを用いて解説をしてくれるというありがたい番組であった。これのお世話になった人はそれなりの年を重ねた人だけになってしまったが。あの先生は今どうしているだろう、みたいなことを考えながら、オンライン動画を作る参考にしている自分がいた。受験戦争ど真ん中、ラジオが聴ける場所であればどこでも予備校の先生の話が聞けるいいチャンス。考えてみればすごいことだなあと思う。

データ量で言えば、ラジオ番組だと、動画の数十分の1にしかならない。使用する機材も激減する。けっこう便利だと思う。個人的にはラジオが好きなので、おすすめのメディア。この機会にラジオ文化が少し見直されてもいいと思う。
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留数

 音声だけだと,神経を集中させざるを得ませんが,動画なり静止画なり,視覚的に入る情報だとそこまで研ぎ澄ますこともないですからね。あえて極端に比較しましたけど,本質的な違いはそこではないかと。
 旺文社のラジオ講座というのは,私の頃はもうなかったかな。程度は違いますが,現行でこれに近いのはNHK第2でしょうか。
by 留数 (2020-05-20 09:47) 

bashy0322

コメントありがとうございます。
教育の格差を埋めるために「ラ講」は一役買っていたのかもしれません。ただ、やはり、音声にはそれなりの限界がありましたね。録音して聞いている人もいたように思います。当時なのでカセットテープですが、そこまでしてでも勉強したいという一種の執着があったように思います。

教育格差よ、どこに向かう・・・と思っています。ダイヤモンドの原石がきちんと磨かれるチャンスがある世の中であることを切に願います。

NHKがそれをやってくれれば最高ですね。公共放送なのですから。
by bashy0322 (2020-05-22 07:54) 

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