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クワガタの思い出 [超個人的感想]

子供のときには、自然の中でいろいろな経験をしたものである。

子供のときには、頻繁にクワガタを取るために野山の中に入っていったものである。1年の4分の1をクワガタがとれる場所に通っていたように思う。それほど毎日のように通っていたバイタリティーが今となっては自分の原点なのかもしれない。朝と夕方、ひょっとすると夜も通っていた。とれる場所は何ヵ所か合って、定期的に回っていたし、他の仲間も結構な頻度回っていたと思うが、それでもときどきクワガタがいる。今考えると何故なんだろうと思う。

当時は熊に襲われる心配もしていなかったし、その対策も全くなかった。安心できる環境ですくすく育った、ということなのだろう。今考えると結構な藪漕ぎや林の中に入るようなこともあったがそれほど苦にならなかった。

さて、近所の人の中で親が林業に携わっているという子がいた。一週間に一度ほど家に帰ってくると、大量のクワガタを持って帰ってきた。それがとてつもない量で、水槽にノコギリクワガタやミヤマクワガタが100匹ほど入っている。それを1年に何回も持って帰ってきたものを羨ましそうに見ていたことを思い出す。いったいどうやったらこんなにたくさんのクワガタがとれるような場所に行けるものなのか、林業とはなんなのか、自分にはさっぱりわからなかったが、世の中にはすごい世界があるんだなあと不思議に思っていた。

そういうことがあって、山登りが趣味になってしまったか・・・。
子供のときに家で毎日のように見ていた昆虫百科にでてくる名前はそれなりに覚えていて、今でも珍しい昆虫がそのへんにいるとその記憶が出てくることがある。林道でクワガタを見ても今となっては全く反応はしないのだけれども。

周りの人間は、ゲーマーとして私を見ることが多かったが、実はそれほどでもなく、友人が来たら遊ぶプラスアルファくらいだった。ゲームは何故かそれなりにうまかったので、大会その他でも結構な結果を残すことがあった。今はその技術その他はパソコンで大いに生かされているのだと思う。ただ、それだけではなく、その対極ともいえる「野山を駆け巡る」という面も随分行ってきたものである。

子供の頃に勉強ばかりしていたら、今の登山趣味はなかったんだろうなと思うと、子供の頃の経験は深層心理に訴えかけるものが多いんだろうなとつくづく思う。
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