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要請 [超個人的感想]

校内で生徒指導をする。いうことを聞かない生徒は当然いる。強制力を働かせざるを得ない。

一部の進学校でない限り、こういった話で出てくるのは「強制力」である。これについては賛否両論あるだろうが、致し方なく強制力を働かせるというのは多くの学校では行われるに違いない。

そんな中、この騒ぎの中で気になっているのが全国いくつかのパチンコ屋が「自粛要請のいうことを聞かない」というニュースだ。

正直、生活までかかっている業種の人がそんな話を聞くわけがないじゃん。生活がかかっているわけでもない校則を破る生徒と比較して思うのは、この「強制力」を知るものならではかもしれない。強制力を使われる側も、この対応に関してある種の反発もあるんだろうなと察する。

「要請」で言うことを聞けば誰も苦労はしない。残念ながらそれが現実だと思う。周りに苦情を出させてやらないような形へとあぶり出す。決める側は「自分たちは要請しただけだ」「強制はしていない」といいたいのか?「強制していないので休業中のお金は出しません」ということあたりが理由なのだろうか。自ら行ったことなので経済的な支援をするわけではありませんとも。

まあそうなんだろうね・・・。

最近のニュースを聞くのに一番違和感があるのはこのニュースである。周りに批判させて、自主的に仕事をやらないようにするのような手法。自分たちは手を下さないというのが透けて見える。それでも言うことを聞かなければ指導のランクを上げる。まるで学校の特別指導みたい。聞いていて気分が良いものではない。

そのやり方はどうなの?って思ってしまう。

だったら、最初から要請ではなく指示すればいいじゃん。生徒ならこう考えるだろうな、と思う。
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