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好きなことを仕事にできる人は幸せだ [進路指導]

「好きなこと」=「仕事」・・・それが一番の理想だと思う。でも、それがかなえられている人はどのくらいいるのだろうか。

自分が高校時代に、体育の先生が「10人に1人」といっていたのがかすかに記憶に残っている。この時代、社会人になってみると、それでも多いくらいかもしれないな、と思う。

多くの人は、好きなことを仕事の中に探してその中で頑張ろうと思うのがせいぜいだろう。それなら、まだいいのかもしれない。お金をもらっているから働くというのが現実の人は多い。

「自分が何をしたいのかがわかれば勉強するのに」・・・という高校生は非常に多い。

高校生は、そもそも、好きなことが何かが見つけられない。だから、今の学校では「キャリア教育」なるものを推進している。国も、そのことを重視し、企業に働きかけ、いろいろなものを体験させようとして、制度をきちんと整えようとしている。学校のカリキュラムの中でも取り入れられてきているわけだ。それほど、自分の将来の道に迷っている生徒が多いと言うことだ。

高校生と日々触れあっていて思うことは、自分の目的が見えにくい時代だなあということだ。結局のところは「豊かすぎる」ということになるのだろう。数万円もする携帯電話をほぼすべての生徒が持ち、情報はいつ・どこでも手にはいる。ゲーム、音楽、漫画でも、娯楽に関するものは何でも欲しいときに手にはいる。これを超越して「自分のために」「他人のために」何かをするということはよほど強い動機がないと難しい。本当の豊かさはたぶんそこにあるはずなのだが・・・高校生にそれが実感としてわかるのはなかなか難しいことだと思う。

また、情報が方になりすぎて、二の足を踏んでいるという一種の評論家的な高校生も目につく。知ったような気になって「この仕事はこうだから嫌だ」という声もよく聞く。

だからといって、勉強をしない人は単なる言い訳に過ぎないとは思うが・・・少し気の毒だとは思う。


好きなことを仕事にできる人は、多少の無茶をしても「好きでやっていることですから」ということで、どうにか耐えられる。でもそうでない人は、文句を言いながら日々が過ぎていく人になっていく。世の中で輝きを放っていくことができる人は、前者なのだろうな、と日々を反省しながら思うのである。
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conta

nice!をありがとうございました。興味深いテーマです。確かに自営で資金が潤沢で好きな仕事が順風満帆であれば良いでしょうね。ただ、勤め人では、なかなかそうは行きません。営業を担当したり経理を担当したり、企画を担当したりするわけで、その都度勉強することになりますが、その経験はその人にとって絶対損にはなりません。
by conta (2011-06-10 11:55) 

bashy0322

コメントありがとうございます。与えられた仕事の中で、楽しいことや嬉しいことをどれだけ見つけられるのかと言うことを知ることも大事なことなのでしょうね。

応用力の効く人は、すべての仕事に共通することをいろいろな分野に取り入れて、自分のものにしていきますね。

contaさんのように前向きな方が世の中に多ければいいのですが、現実はぼやいて生きている人もいるのでしょうね。もったいない話です。
by bashy0322 (2011-06-11 07:30) 

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