ジェネレーションギャップ

私個人の問題だが、最近、私と高校生との間で大きなジェネレーションギャップを感じている。

自分は勝ち負けに非常にこだわるタイプなので、「負けてもいいや」という価値観が許せないところがある。第２次ベビーブームに生まれた人間の性なのだろうか。

当たり前のことではあるが、生まれも育ちも違えば、思うところも大きくなってくる。これは多分年々大きくなっていくんだろうなあ、と思う。

高校生、もうちょっと何事にもがっつけよ！といいたくなるが、現実問題、何か厳しいことを言うとすぐ投げ出してしまうことに驚かされる。

環境のせいにしたり、周りのせいにして、結局はぐらかすので、本人が正当化されてしまうようだ。

負けたとしても、言い訳をするかしないかで人間の本気度がよくわかる。自分の弱さと正面から向き合うのは難しいが、そこを言わない人間の方があとあと大きく成長するものだ。自分の問題として課題を整理できるからである。


失敗しても周りのせいにして自らを正当化し、お客さんとしてできごとを評論するが何もできない高校生を見ていると、そういう時代に生まれた高校生を気の毒に思うのと同時に、若者が就職難になったりとか、冷や飯を食う時代になるのも納得できるかな、という気持ちも一方ではある。

正直、同じことをしたとして、自分が持っている執念めいたものと、今の高校生の持っている冷めたところで勝負したところで、やる前から勝敗は決まっている。


持っている才能があればそれはまた別だが・・・。

コメント 6

　私はbashyさんよりたぶん年上ですけど、勝ち負けにはあまりこだわらないタチです。バブルの真っ最中に就職活動をしたにもかかわらず、やっぱりあんまり民間では働きたくないなと思った位で。
　ただ、他者との競争とは別問題で、自分に今できないことをできるようにしたいという気持ちは絶対にないとまずいと思います。
by shira (2012-06-15 22:04) 

負けず嫌い偏差値なら東大に入れるかもしれないですね。

ただ、高校生にムキになっても仕方がないので、それはそれですが・・・。


ねばり強さがないのは嘆かわしいですね。部活動の生徒と話をしましたが、「徒競走も同じ順位をつけられるような世代ですからね」と自虐的に言っていました。その連中は、「負けてもいいや」と言う価値観の人たちではありませんが。

要は向上心があまりないのでしょうね。向上心がなくても生きていくことはできますが、その先にあるのは、特にこの時代であれば、いいものにはなっていかないでしょうね。

まあ、「そこまでしてやりたくない」と言う人たちなのでしょうね。

そういう人たちが多くなってきている時代で、何かを意欲的にしようと思える人たちは、いい人材になっていくことでしょう。相対的にも。

今は、勉強をすればすぐに成績が上がりますから。周りが勉強していないので。
by bashy0322 (2012-06-16 09:13) 

私の仕事の都合上、このような時間にコメント失礼致します。
勝手ながらbashyさんのブログを度々拝見させて頂いてます。
高校･大学時代とを思い返すいい場所にさせて貰ってます。

大学を出てすぐに入社してからもう10年ほどになりますが、ここ数年の自社への新入社員の向上心といいますか、上にのし上がる力といいますか・・・。
個々との競争意欲が感じられなくなってきた、と頭を悩ませるばかりです。

もっと自我・向上欲をもって欲しいと願うばかりです。
by 煮豆とひじき (2012-06-17 02:03) 

煮豆とひじきさん、ありがとうございます。

ブータンではありませんが、幸せに対しての価値観が劇的に異なってきた、ということなのかもしれませんね。競争原理が正しいのか、今で満足するのが正しいのか・・・。

いずれにせよ、向上心は持ってほしいですね。

毎日いろいろなことを思うのですが、あきらめが早いというか、悪い意味で自分の位置を決めつけているというか、そんな感じのことが少し多い気がします。
by bashy0322 (2012-06-17 08:08) 

こんばんは
ご訪問いただきありがとうございます
これからもよろしくお願いします

by はくちゃん (2012-06-17 23:31) 

最近たくさんのサイトを巡っております。みなさんいろいろな趣味をお持ちのようで、こちらこそよろしくお願いします。
by bashy0322 (2012-06-19 07:21)