新課程・進む二極化・中途半端者は上に進めない [教科(数学)指導者として]
数学と理科の新課程入試が始まろうとしている。理科の負担がかなり増えたと聞くし、数学も数学ⅠAで明らかに負担が増加した。
負担が増えたことで思うのが、ちょっとやそっとでは二極化の上には進めなくなったな、ということである。
中途半端な進学校(というのがあるのかどうかわからないが)は、本来もっている力はあまりないので、小手先の問題はできるが、本質を問うような問題になるととたんにできなくなる。併せて、勉強量がないとどうしようもない問題は、半端ものには門前払いを突きつけることになる。
数学で言えば、整数とデータの処理が入ったことで問題が易しくなる可能性は、可能性としては否定しないが、それほどではない気がしている。下手をすると数学ⅡB化する恐れもある。問題量が多くなりすぎて時間が足りなくて解けないということだ。
早めの取り組みが必要という意味では、中高一貫校が圧倒的に有利になるな、という印象はある。高校の内容を3年以内に解くというのはかなり難しいことになる。また、浪人生の方が有利になるな、ということもカリキュラムの狭間ということを考えなければ間違いないだろう。現役で結果を出すことの難しさがてきめん出ると思う。
負担が増えたことで思うのが、ちょっとやそっとでは二極化の上には進めなくなったな、ということである。
中途半端な進学校(というのがあるのかどうかわからないが)は、本来もっている力はあまりないので、小手先の問題はできるが、本質を問うような問題になるととたんにできなくなる。併せて、勉強量がないとどうしようもない問題は、半端ものには門前払いを突きつけることになる。
数学で言えば、整数とデータの処理が入ったことで問題が易しくなる可能性は、可能性としては否定しないが、それほどではない気がしている。下手をすると数学ⅡB化する恐れもある。問題量が多くなりすぎて時間が足りなくて解けないということだ。
早めの取り組みが必要という意味では、中高一貫校が圧倒的に有利になるな、という印象はある。高校の内容を3年以内に解くというのはかなり難しいことになる。また、浪人生の方が有利になるな、ということもカリキュラムの狭間ということを考えなければ間違いないだろう。現役で結果を出すことの難しさがてきめん出ると思う。
数学1Aは,近い将来のセンターに代わる試験(2種類とされる難しい方は,名前が変わるだけになりそうですが)を見据えて,2Bと同じ傾向になるのでは,と個人的にはにらんでいます。整数はセンターでは選択問題で避けることはできますが,果たして,数学Aのセンターでの選択はどういう戦略がいいのか:3科目押さえてその場で選ぶ状況にしておくのか,あるいは,事前に1分野を捨てて2分野専心でいくか:というのは,なかなか難しいところです。
一般的に,新課程一発目というのは後がないからと感じるのか,浪人生が必死にかかってくるということが多いようですが,今回はどうなるでしょう。勉強する内容が増えていることは,現役の多くの生徒にとっては厳しいのでしょう。小学校の頃はまだゆとりまっただ中だったわけですから。
これ1つをとっても,内容の精選と称して減らすのはきわめて簡単だが,再び戻そうとするのには膨大な労力と時間がかかる,ということを実感します。
by 留数 (2014-05-01 19:22)
イナカの公立の進学校はどこも程度の差はあれ中途半端でして、それゆえ新課程のための教育課程の組み直しはすごく困難でした。結局、総コマ数を増やすしか手がなくて、土曜授業や7時間授業を始める学校がいっぱい出たみたいです。
by shira (2014-05-01 22:27)
>留数さん
数学2Bと同じ傾向になると、数学1Aの平均点は下がるので、さらに厳しくなりますね。今年の浪人生は、次の数学と理科以外の科目の新課程突入に伴う移行措置がないそうなので、浪人できないという指導を浪人生はされているという話も聞こえてきます。英語の語彙が増えたとか、細かいところがいろいろあるそうですよ。
>shiraさん
ただでさえ消耗戦ですが、さらに消耗戦になるのですね。うちも7時間授業と土曜授業がありますね。
by bashy0322 (2014-05-02 06:59)