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模擬試験対策をしていて思うこと [教科(数学)指導者として]

今日は、模擬試験が実施されている。北海道の高1,2年生は圧倒的にベネッセの模擬試験を受ける学校が多い。

全国で40万人から50万人受けているというのだから、学年の総数の半分近くは受けていることになる。結構な数である。

模擬試験の対策をするのが良いのか悪いのかわからないが、お金をかけているという観点からすれば、そのために勉強をするのも良いのかもしれないなあ、と思うようになった。良いと思うのは、忘れた頃に復習することを繰り返すと定着するという理由からである。

私は高校時代、模擬試験のために勉強をしたことは一度もない。させられたこともない。定期試験と大学受験ための勉強以外は眼中にはなかった。したがって、させていて違和感があったが、最近はそれもすっかりなくなった。自分で言うのもなんだが、自分で自分の時間をきちんと管理できて、何をいつまでにどこまでするということに関しては結構細かいし、こだわりがあるタイプなので、他人に言われずに自分のペースで行っていた。でも、それができないような人たちはいるはずなので、そのような人たちにとっては良い小目標になるだろう。


模擬試験の最大の受験させる理由は、自分の全国的な位置づけを確認することと、学習のための動機付けなのだと思うが、単に受けさせてもお金がもったいない。そのようなコンセプトを理解した上で、事前に対策をするのは悪くないものだ。
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留数

 なんだか,模試を出題する会社の思う壺という気がしなくもないですが,それなりにペースメーカーとしての役割もあるのでしょうね。平素から意識が高いだけでなく,きちんと計画的に勉強できるか,とまでなると,そこまでできる高校生はきわめて少ないでしょうから。また,場合によっては教師ですらそのような管理が怪しいのかもしれないしなあ・・・。
 どんな模試でもそうですが,受験生だけでなく教師も一喜一憂しているのはなぜなのだろうかな? 確かに,模試の結果がノルマとなっている場合もあるのでしょうが,そうでない場合でも深刻に受け止めている人たちを見るにつけ,もっとおおらかに構えればなあ,と思ってしまいます。
by 留数 (2011-11-05 21:06) 

bashy0322

教師の管理が怪しいというのはそうかもしれません。究極的には、教師がその生徒の人生のどこまで介入できるのかと言われると、限界があるわけですしね。そう言う意味では、教師が怪しいというのは、生徒側からすると何とも頼りない気もするかもしれませんが、逆の言い方をすると、頼れるのは自分しかいないということになるわけで、そういう発想の転換は生まれる可能性があります。私が高校生の時には、そういうことを意識することがいくつかありましたし、他の先生からも、そういう意味で奮起した話もたくさん聞きます。

結果が自分の生き死ににどのくらい影響力があるかどうかで躍起になるのかどうかは決まるのかもしれませんね。教師にしても生徒にしても。あるいは、時代の要請がどうなっているのか?なのかもしれません。
by bashy0322 (2011-11-06 15:10) 

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