「がむしゃら」すら程遠く

いつの時代も、「自分は余裕があるんだよ」と言いたいものである。

自分の限界が見えるのは、自分自身が落ち込むし、余裕があると感じたほうが自分の保身にもなる。

ときどき生徒が語る「ノーベン」は自己保身の代表のようなものだろう。自分が悪い点数を取ったのはノーベンのせいなんだとか、自分にはまだ余裕があるんだよ、とか・・・。


でも、それって本当にカッコいいことなのだろうか？

言い訳以外の何でもないというのが聞く側の本音である。また今日も言い訳を言っているのね・・・みたいな。


そうこうして言い訳をする人間とそうでない人間の差はついていく。そしてそれを積み重ねていった結果、とてつもない結果の差になっている。それが人生なんだな、ということを今さらながら感じる今日この頃である。ガムシャラになってできるかどうかというのも、勉強ができるようになるための大きなファクターだな、と思う。能力があっても、それを活かさない人間のなんと多いことか。

でも、多分、ガムシャラにできない人間は、そこまでの人間なのかな、とも思う。多分、一流の人間は、二流の人間を見てそう思っているに違いない。一流の人たちは極太の根性を併せ持つ人なんだろうな、と。

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昨日は久しぶりに放課後に講習をやった。放課後が全くあかない日々が続いたので、けっこう長くやったが充実感があった。生徒のわからないところもどこなのか明確になるし。それはそれでよろしい。

放課後にやる仕事が減って、こういう講習がたくさんできる日がたくさんあるといいのだが、こればっかりは自分の力ではどうしようもない。圧倒的な雑用の多さに無駄に疲労しているように思える。自分の力ではどうにも難しいのが実情だ。

そういっている自分も言い訳が多いな・・・反省。何かに打ち込みたいが、打ち込むのが難しいのはなぜなのだろう・・・悔しいわ。

コメント 4

　普段からお話を伺う限り，お忙しいのは十分分かっていますから，そのあたりが（学校に属する一員としての）個人の限界なのだろうと思うのですが・・・。

　しかし，雑用の降りかかる量も千差万別だなあというのを，いろいろ見聞する限り思います。その人に能力・人望がないからか，あるいはごね得をしているのか，その手の仕事が少ないか全くない（言い換えれば自分の好き勝手に振る舞っている）人というのは一定数いるようで，以前書かれていたと思われる何割の法則ということなのでしょうね，これも。

　こういう不条理は想定範囲内，なのかなあ。まあ，楽をしていればそれなりになにかしら跳ね返ってくるのだろうと期待することにしましょう。
by 留数 (2012-01-25 05:41) 

最近は、自分の後に入る人の仕事を減らすことに腐心している感じです。


１つの仮説ですが、仕事が好きな人は仕事を増やすのが好きなようで、その人の後に仕事をするのは大変面倒です。

仕事が嫌いな人は、面倒くさいので「例年通り」にすることが多い。

自分はその中間で、無駄な仕事をしないように持っていくというのが、最近やっていることなのかなあ、と思っています。私の仕事を引き継ぐ人は少し仕事が減っているはずなので嬉しいと思います。

でも、減らすまでに「過去の伝統が・・・」「これまでの仕事は何だったのか？」などなどあるのでそれが一番面倒くさい。「例年通り」が好きな人は多い。思考停止状態ですね。
by bashy0322 (2012-01-25 09:24) 

　ベネッセがよく言う「やればできる症候群」ってヤツですかね。今できないのは忙しくてやってないからであって、自分はやればできるのだという自己弁護。実際には、やってもできるとは限らんのですけど。
by shira (2012-01-25 21:01) 

突き詰めて言うと、そこも含めて適性があるかどうかなのかも知れないですね。

物事に打ち込めるかどうかは、ある意味、能力の一部ですからね。
by bashy0322 (2012-01-28 04:23)