新課程・数学Aの「整数の性質」に突入して思うこと [教科(数学)指導者として]
数学Aに入った「整数の性質」。
とは言え、一部の難関大学では出てくる内容であり、進学校の中でもかなり上のグレードの先生からすると真新しいと言うことでもないのかもしれない。逆に、これまでどこでこの内容を指導するのかで困った先生も多いだろう。
ただ、これを数学Aの中の章立てとなったと言うことになれば、そうもいかない。一部の進学校の先生方だけの問題とは言えなくなる。
基礎解析・代数幾何の時代には、最大公約数・最小公倍数の項があったっけ・・・と思えば、私が学んだときのカリキュラム世代の先生方は少し学んで内容の共通項が多いのかもしれないが、その後のカリキュラムで教員になった人たちは苦しいだろう。
学校の教員になった人たちは、医者になれる成績でも、研究職につける成績を持っていたわけでもないとすると、そこまでマニアックな先生はむしろ世の中的には貴重な存在になるだろうから、ここの内容をよく知る先生は恐らく、とても重宝されると思う。
日本の高校1年生の中に、この内容が浸透するかどうかと言われると、けっこう難しい内容が含まれているので、この内容が教育現場にいる教員が自分のものにできるかどうか、あるいは、先生方から学ぶ生徒たちに浸透するためには、それなりの時間がかかるように思う。
正直高校1年生に理屈を含めて理解させられるのは、難しいもののように感じている。学年が上がってから指導する予定の学校もあると言うが、その方が無難かもしれない。
とは言え、一部の難関大学では出てくる内容であり、進学校の中でもかなり上のグレードの先生からすると真新しいと言うことでもないのかもしれない。逆に、これまでどこでこの内容を指導するのかで困った先生も多いだろう。
ただ、これを数学Aの中の章立てとなったと言うことになれば、そうもいかない。一部の進学校の先生方だけの問題とは言えなくなる。
基礎解析・代数幾何の時代には、最大公約数・最小公倍数の項があったっけ・・・と思えば、私が学んだときのカリキュラム世代の先生方は少し学んで内容の共通項が多いのかもしれないが、その後のカリキュラムで教員になった人たちは苦しいだろう。
学校の教員になった人たちは、医者になれる成績でも、研究職につける成績を持っていたわけでもないとすると、そこまでマニアックな先生はむしろ世の中的には貴重な存在になるだろうから、ここの内容をよく知る先生は恐らく、とても重宝されると思う。
日本の高校1年生の中に、この内容が浸透するかどうかと言われると、けっこう難しい内容が含まれているので、この内容が教育現場にいる教員が自分のものにできるかどうか、あるいは、先生方から学ぶ生徒たちに浸透するためには、それなりの時間がかかるように思う。
正直高校1年生に理屈を含めて理解させられるのは、難しいもののように感じている。学年が上がってから指導する予定の学校もあると言うが、その方が無難かもしれない。
題材は,倍数の判定とか記数法であるとか,多少は取っつきやすいのかもしれませんが,理屈の説明をちゃんととなると,どうしても,その先で学ぶであろう式と証明などの作法が分かっていないと苦しいですね。
でもまあ,先日の話にあったデータの分析よりは,現場の抵抗は少ないのだろうなあ。
現状の入試でよく出てくる整数問題からすると,教科書ベースではまだまだ足りない,というか,そうした傾向を反映した題材が並んでいる,というわけでもないようですから,(そのことの是非はまた別として)入試が始まるまでは,片っ端から対策することになるのですかねえ。まずはセンター試験で選択になるが,確率を選ぶとして,もう1つはどちらがいいのだろう? そのとき次第?
by 留数 (2012-10-20 23:22)
難易度の方は、整数の方が上になる可能性が高いと思うのですが、問題の聞き方にもよると思うので、判断は付きにくいですね。どちらもというのは、ある程度力がないといけないとは思いますが、上に行きたい場合にはどちらもというのは外せないかも・・・。
これまで数学ⅠAが軽かったというのが、文科省の判断なのでしょうかね。
by bashy0322 (2012-10-21 23:08)