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「2次試験対策の方が面白い」と語る生徒たち [教科(数学)指導者として]

センター試験が終わり、センターの配点が高い生徒たちの数学での戦いは終わってしまった。

次は、2次試験対策。記述の対策をしているわけだが、「記述の方が面白い」というのは、決まって数学の力がある程度ある、知的水準の高い生徒たちである。

特にセンター試験は、「事務処理能力を問うだけで、面白みも何もない」と語る生徒たちの話には、私も全く同感である。

確かに受験生数十万人の採点をすることを考えると、マーク式の試験はある程度やむを得ないだろう。しかし、あれはそもそも数学なのだろうか?数学という科目に誤解を与えるのと同時に、数学嫌いを増長させているのではないかとすら思える。「センター試験の数学は、本筋の数学とは違う科目である」という先生方も多い。

そんな試験で生徒の人生を決めてしまう現実。それってどうなのだろうかね。嫌気がさす生徒がいてもおかしくはない。

センター試験が資格試験的な位置づけになってくれるのだとしたら、少しは解消されるのかもしれないが、それでも、それで考える力を持っているかどうかを測ることになっているのか、という疑問はぬぐえない。

今年は、センター試験対策ということでずいぶんセンター試験の問題を解いたが、どことなく無味乾燥とした内容で一喜一憂をすることに違和感を感じる。

生徒が考える力を持っているかどうかを測る試験が、このような形式で良いのだろうか?

生きる術として、この試験をどうにかするしかほかないのだろうとは思うが、ものを考えられる生徒であるかどうかというのを測る試験というのとは、少し違う気がする。----------
逆の言い方をすれば、多少ものを考えられない生徒にとっても、ものを考えられる生徒よりも、努力次第で上に行くことができる可能性があるチャンスであるとも言えるか。
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