頭を使う・使わない

職場でも、頭を使うセクションにいる人とそうでない人がいる。ある種のレッテルに基づいてそうなっていくとしか思えない場合がある。

私は数学屋さんなので、頭を使う方にさせられることが多い。気の毒だが、これはどこの学校でもあるらしい。パソコン係、データ取り扱い部署。

でも、もう片方で考えることがある。人間は必ず老いていく存在である。頭を使わない人たちはどんどん頭を使わないので、頭を使わないですむ人間としての立場が強くなっていく。残念ながら、それが現実だ。

頭を使わない人たちは、少し老いるのが早いように見える。指導する生徒の層の幅が限られていく。要は、上位層を担当することが難しくなる、ということである。別に上位層を持つのが嫌だということであれば良いが、そうであれば、多少荒れたクラスを担当するくらいの覚悟はしてもらっているんだよね？

尾崎豊の歌詞の世界の中にいた私から言わせると、今の学校は平和そのものだとは思うけれども・・・学校を自転車で走るわけでもないし、毎日警察が来るわけでもないし。でも、体を張る以上に、生徒の抱える問題は頭を使って解決しなければならないことに満ちている。

頭は普段から使っていないと、どんどん老いていくのを横目で見ながら、私はどのように年を重ねていくのかを想像している。