尾崎豊の世界から思うこと

受験戦争と言われる時代に生きてきた中学時代。学校には毎日のように警察が入り、隣の学校の生徒と権力抗争が絶えなかった落ち着かない毎日を過ごしていた。「盗んだバイクで走り出す」とはよく言ったものである。

ひょんなことから目をつけられるようになった。悪い連中はよほど暇だったに違いない。面倒くさいことになったなあと思ったが、学校も休まずとりあえず卒業はできた。

そのときの勉強のモチベーションは、「勉強すればたぶん、こいつらと関わることはなくなるはず」ということだった。計算通り、彼らと関わることはなくなった。恐ろしく落ち着いた高校生活が始まって驚いたものである。悪い連中も、ひょんなことから同じ学校に来ることになったが、そうなったら、今までのことが嘘のように落ち着いた連中になった。

環境は恐ろしいものである。環境は人を作る。いい生活環境を求めるのであれば、少し勉強した方が良い。

今の時代、努力しなくても、それなりの生活を送ることができるので、努力すること自体が減ってきている。ちょっとの努力で環境はすぐに変わる。中学校時代は、暴力団のような中学生に囲まれていた日々がそのことを動物的な感覚として私の心に残した。

今となっては、その暴力団のような人たちは、まっとうな仕事に就きやっているのだと思うのだけれども・・・。

コメント 4

　私の長男は中学でいじめられっ子でして、進学校に行けばそういうことは少ないというのが受験勉強のモチベーションの一つでした。
　もっとも、尾崎豊は高校(青山学院高校)まではエリートコースだったんですけどね。彼の初ライブが中退した青学高校の卒業式の日にぶつけられていたというのは有名な話です。
by shira (2014-04-28 23:08) 

＞shiraさん
そういう方が他にもいるんですね。進学校の方がいじめは多いという話もありますが・・・そこにいる人たちによりますからね。尾崎豊は青学中退でしたか。それは知りませんでした。
by bashy0322 (2014-04-29 07:11) 

激しく同意します。長男も受験生なので、ちょっとそういう気持ちで勉強に励んでほしいのですが、本人はなかなか…
by 自称隊長 (2014-04-29 07:17) 

＞自称隊長さん
ありがとうございます。環境はお金で買うか、本人の努力で買うか．．．かな？周りの人たちとの関係もお金が買うところがあるとは中学生の時には思いもよりませんでしたが。
by bashy0322 (2014-04-29 11:49)