SSブログ

数学I・A単問ターゲットをやってみて [教科(数学)指導者として]

結構な進学校で、この参考書というか、ハンディーな問題集に取り組んでいるという話を聞き、生徒と少しやっている。おかげさまで、またノウハウがたまっている。

勤務校は数研出版の4ステップに全面的に取り組んでいて、そこまでの到達ができない生徒たちがいる中、まずは基本的な内容、と考えて取り組ませている。参考書や問題集の中では、どうしても「数研チック」ということなのか、その出版社の基本的な問題の構成の癖があるのは否めない。しかしながら、伝統的な問題集なので、出題者もそれで受験生時代学んでいる人も多いはずで、入試問題のその色で作られていると思われることもあるので、一概に否定もできない。しかし、別の問題集で取り組む必要性をその点で感じることも、指導者で真剣に問題集に向き合った人はわかるはずである。

そういう意味では、いい突込みを入れてくれるのがこの参考書である。著者である木部先生もお会いしたことはないが、いい着眼で迫ってくれるので興味深い。

解答が深くないので、一通り学んだ人でないときついとは思うけど、復習としてはかなりいい線までいけるものだと感じる。



nice!(5)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

nice! 5

コメント 2

留数

 新課程版になってCOREとSTANDARDの構成に変わったようですが,基本の部分の重要さは変わらずですね。COREで間違えるようだったら,まさにCOREの部分が抜けているということで要復習。基礎の定着をさらっと確認するには好適ですね。分量も適度で,決して欲張らない。地味ですが,信頼できる参考書です。
by 留数 (2015-05-23 23:24) 

bashy0322

>留数さん
いつもありがとうございます。いい問題集ですね。解説に期待するものではないですが、基本的な確認には、もってこいです。すんなりと溶ける問題もあれば、そうでもない問題もあります。新課程になって、現状対抗馬の参考書がない模様。どんなものが出てくるのか、対抗馬はこれからも出ないのか、少し気になっています。
by bashy0322 (2015-05-24 06:23) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0