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講義調参考書から教材作りを考え中 [教科(数学)指導者として]

来る日も来る日もセンター型の問題集を解いている。あと数年で終わるセンター型の問題集を解くことにどれだけのメリットがあるのかはあまり考えないようにしている。 やっていると、体がこのパターンならばこの流れというのが見えてくる。感じ取るセンスのあるなしによるだろうが、それなりの数を解かないと難しかった気がしている。 職業柄、いくら自分が問題を解くことができるようになっても、生徒が解けないと何にもならない。それはわかっていることなので、同時に、その分野をどのように教えるのが良いのかを考えるようになるというのが自然な流れになることだろう。どの問題集をさせるのがよいのか、など、悩むことは多い。 ということで、参考書を整理しながらこの参考書を読もうと考え、合間に読み深めることにした。 講義調参考書の1つである、いわゆる『細野本』である。しばらくぶりに見たが、さすが数学、名著であれば、その内容そのものは古かろうが新しかろうが変わらないのである。 たまたまベクトルを教えていたので、これを取り合えずということで分野についてのこだわりで選んだわけではない。 指導者は、講義調の参考書の問題が易しいか難しいかを見るのではない。この問題を通して自分の数学の幅と教え方の幅を広げること、それがすべてである。自分が新たに学ぶという観点から選ぶのとは違う。まあそういう人もいるのかもしれないが、それは指導者としてはやや恥ずかしいと思うので、こっそりと、若いときに済まさなければならないだろう。 私が言いたいのは「教材にするためのヒントを探すために読む」ということでしかない。そういう意味で見ても、問題のセレクトなど、なかなかできた参考書だ。
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