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キャリア教育の理屈と現実 [超個人的感想]

最近は、教員の職場環境についての話が少しずつネットに上がってくるようになってきた。

私も人のことは言えないと思っていたものだが、大学から入りたての人たちは私たちの世代とはまた感覚が違うようで、いろいろな形での考え方の違いが出てくることが増えた。

今の子たちは、流行の働くと言うことはどういうことなのかと言うことを、多少とは言え学んでいるので、そのへんの考え方がシビアなのかもしれない。もっとも、これは高校の現場とて同様であり、キャリア教育をやって当たり前という今だから特に目立つ。自分で価値基準を教えていて、場合によっては自分がその価値観から外れているのだから、どうしようもない。

結果、学校の活動自体を「ブラック企業のようである」という表現を使いながら評価するのである。それもまた滑稽。しかし、それ活動を強要していて、「それもまた人生」という方なのだから、教師の立ち位置も難しいし、生徒の受け止め方も難しいと言える。

まあ、とは言っても、そうしているうちに少しずつ社会は変容していくのだろう。例えば、かつてのような「生徒のために」という伝家の宝刀があれば、教師は動かないはずがないというのは幻想になりつつある。管理職は何かと「生徒のためだから」という言葉を多用しながら仕事をやんわりと強要する管理職に「他に言うことはないのかね?」と思うほどである。しかし、お金が絡まないと生徒のためだろうが何だろうが、ぴくりとも動かない人たちが確実に増えてきているのだろう。どちらが正しいのかはわからない。しかし、時代の流れは明らかに後者優位に動いている。
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