時間があれば金がない、金があれば時間はない

大学生の時には、お金が全然なかったので旅に出ようと思わなかった。

ただ、貧乏旅行のやり方がわかって、少しずつ行動範囲が広がってきた。青春１８きっぷである。これで旅行の選択肢が格段に広がった。最長は、広島まで。３日かかったので切符３枚分を要した。世界は広いな、と痛感したものだった。

それから働き出してからも、まとまった時間を見つけては青春１８きっぷを使い続けた。

しかし、それから３０年以上の年月が流れ、今度はＬＣＣという安い旅のツールができた。驚きの価格に唖然とする。あっという間にワープして、さらに青春１８きっぷを使って旅をアレンジすることができる。

頭の中ではいろいろな旅のプランが思い浮かぶが、実行に移すとなれば諸条件が整わなければならない。

大学生の時には「時間はあるがお金はなかった」が、現代はその逆か。人生難しい。