郡部の学校の現実

学年に生徒が１０人以下・・・。

郡部にも高校はあるが、人数がとてつもなく少ない学校もある。場合によっては１学年１０人を切る学校もある。もちろん定員が１０人というわけではない。４０人に対して１０人と言うことが多いように思う。

言うまでもないが、そういう学校でも、校長、教頭、担任、各教科担当は一通りそろっている。それなりに人数もいるし、それなりに環境も整っている。生徒に対しての目が行き届くという意味で、受験者からしてみれば、コストパフォーマンスが高いとは思うのだが、残念ながらそれほど受験しないということはそうは思わないのだろう。

そういうところでは、もはや入試選抜は成立しない。入学試験で０点を取っても入学できるのかもしれない。

少子化の影響という話を聞きながら、近隣学校の受験倍率の一覧表に目を落としながらそんなことを考えた。どこまで学校は統廃合されていくことになるのだろうな。競争がなくなっていく中で日本という国はどこに向かっていくことになるのか。