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雲をつかむような授業 [超個人的感想]

授業に出ているかどうかもわからんし、何をしているのかもわからん。

日本全国各地で展開されているであろうオンライン授業。やっているような話も聞くが、実際のところは、Wi-Fiが導入されただけとか、機材が入っただけのような話も聞く。結局そこまで回っているようにも思われない。

しかし、時代の最先端を行くべく、自分はとりあえずオンラインで授業をしている。昨年末に購入した機材を片手に授業に出向き、顔を見ずに淡々と授業をしていく。

でも、本当に授業に参加しているのだろうか?
これが多くの先生方の感想であることを知っている。
それを確認することは事実上不可能である。
従って、教師からすると授業を行為としてはしているわけだが、生徒がそれに参加しているかどうかはわからない。画面の先では、家でゲームをしているかもしれないし、寝ているかもしれない。確認することはできないのである。それでもこれをすると言うことは、する側からすると、実力がつくかどうかは別としてするという行為に仕事上の意味があるということでしかないのかもしれない。

他校の先生方も含めてそこは割り切って授業をしているということになるだろう。

でも、考えてみれば、普段の授業もそうかもしれない。頭の中では別のことを考えているかもしれないし、眠っているかもしれない。こっそり別のことをしているかもしれない。

でも、内容は着実に少しずつ進んでいく。

最新の道具で最新の授業をしていたからといって、所詮は、勉強するための道具でしかない。生徒達が勉強ができるようになるかどうかは、本人達の気持ちにかかっている。それを超えるものではないことは確かだし、オンラインでできることは対面で行う授業以上には到底ならない。それは間違いない。
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