SSブログ

高校数学のカリキュラム改訂が近い [教科(数学)指導者として]

いよいよ約10年に一度のカリキュラムの改訂の時期を迎えることになる。

内容・教科書も一新して、新しいカリキュラムに対応すべく学びを深めることになる。

数学科の教員は、歴史が変わっても、新しいことを学ぶと言うことは少ない。学びを追求するということの中では、シンプルな世界である。そこが好きで数学を選んだ私の選択は正しかったように思う。言葉は生き物だから絶えず変化するし、現象から導き出す学問は、理論が変化すると内容が変化しうるが、そのような学問とは一線を画している。

あるのは入試の流行・廃れぐらいなものであろう。


したがって、1つの指導法を確立すれば、その指導法を生徒に合う形で実践すれば事足りるわけである。

新しいカリキュラムでの指導法についてのスタイルを確立すべく、新しい取り組みをどうしていこうかと練っているところである。

指導する生徒の層は変化したが、変える必要がないものはそれでいいし、変えるべきものをどう変えていくかを練っていきさえすればよい。


10年分の構想を考え、後はその流れにしたがうだけで良いように指導の体系を完成させられれば、後々楽になる。そういう発想にもう少し早く気がつけば良かった・・・。
nice!(8)  コメント(3)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

nice! 8

コメント 3

tyuuri

 中学校のカリキュラムはかなり変わってきていますね。1957年生まれのわたしは、中学校1年の時が改定期で、「数学の現代化」で集合論ばかりやらされました。今は全く残っていません。
by tyuuri (2012-03-09 17:18) 

留数

 新しいことは少ない・・・といいながらも,整数も教科書に載る時代,データの分析もある。複素平面や行列(1次変換)のような入ったり抜けたりする科目もある。受験数学独特の内容は,大学でやるわけでもないから,そういうことは教員になったら一からとはいわずとも学ばないといけないわけですが,どういうわけかそれに困難さが少ないのは,必要に迫られるからなのか,それとも教える側になったから少しは成長したからなのだろうか,不思議です。

 年々,できなくなってきているなあというぼやきをするようになってきましたが,これもまた,「いまどきの若いもんは・・・」というのと同じで,連綿と受け継がれているものなのでしょうかね。
by 留数 (2012-03-09 21:48) 

bashy0322

> tyuuriさん
かつてはそうだったのですね。現場の声を聞かないとそういうことになると言うことなのか・・・。

> 留数さん
確かに学んだことがないものはありますね。ゆとり世代の生徒達が相手なので何とか収まっているところもあるのかもしれません。年々できなくなっているというのは深刻ですね。彼らのおかげで商売が成り立っているという言い方もできますが、教える側に立つことで本質が理解できるようになってきたということも大いに関連があることでしょう。
by bashy0322 (2012-03-10 07:15) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0