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研究・勉強できることは幸せなこと [超個人的感想]

ある研究をされた方にお話を聞く機会があった。

その方は、その業界では世界的に知られている方で、直接その方にお話を聞きに行ったのである。私どものために時間を割いて話をしてくださった。

とにかく話が幅広い。地学の話、生物学の話、歴史の話、経済の話・・・。

でも、その方が大学で学んだのはデザインだという。したがって、その方は、この分野に関しては、専門的な教育を受けていないことになる。

でも、著書もあって、それが国立博物館に所蔵されていることをはじめとして、世界中で翻訳されているようだ。

また、大学の教授を相手にお話をするそうだ。非常勤で、近くの大学の授業の担当もされていたとか。



「どうしてそのようなことができたのか」と聞くと、「知りたいという欲求がそこまでさせたのだ」という言葉が返ってきた。身近にある草花がわからなければ、事典をひっくり返して調べる。最初は、そのようなことを丹念に行ってきた、ということだった。

小さな疑問点をとことん突き詰めることがこんなに大きなことができるものなのだ、と感心した。

世の中には未知の疑問がたくさん横たわっている。でも、そこまで調べる人としない人では大きな差になるんだな、と改めて思った。

雑談する中で、自分の勉強したいことを勉強できる時間って幸せだね、という話で一致した。現在その方は、夜から朝まで、執筆活動にいそしんでいるらしい。辛いと思うことはあるようだが、とても話をされている様子は楽しそうだった。年齢からすると「死ぬ前の最後の集大成」という思いで綴られているようであった。

勉強「させられている」人たちにとっては、何のこっちゃ?と言うことなのかもしれないが、自分の勉強したいことを勉強できる時間は、とてもありがたい時間だと思う。

もうひとつ、その方に苦労された方ではあったが、いろいろな人たちのサポートがあったことで、苦しいこともあったようだが、比較的、お金には困っていなかったようであった。環境って大切だな、と少しうらやましく思った。

世の中には、才能があっても、勉強できない環境にいる人たちは星の数ほどいる。その中で、勉強する環境が与えられていること、何かの目標に向かって一生懸命できることに感謝しなければならないな、と改めて感じた。


さて、今日から連休明けのウイークデー。勉強ができる環境が与えられていることに感謝することは難しいかもしれないが、少なくとも、周りの人たちに感謝して、誠実に生きていこう。お金があったら大学院に進んでもっと研究したかった・・・。

同期の友達が大学の准教授や高専の教員をしているのを聞いたときにはそう感じた。

でも、できる範囲で勉強はできるものだ。自分にできることをまずは取り組んでいきたいものである。


今できることを着実に果たすことでしか、未来は拓けないのだから。
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