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人間が編み出した方法である図や表を使えよ! [教科(数学)指導者として]

センタ試験対策の指導をしている。題材は確率。この前の模擬試験で生徒たちがもっともできなかった分野である。

さて、生徒の様子を見ていると、生徒のわからないところが見えてくる。その様子を見て、生徒のどこがわからないかをチェックするというのが大事な作業である。すると、そもそも彼らは、このゲームが持っている行為の意味とゲームとの連動性がよく理解できていないことがわかる。そこを考えるキーワードは、「具体的な話に思考を落とし込むことができるかどうか」である。具体的に様子を書いてみる、具体的な事象をイメージしてみるということが確率のみならず、どこの分野でも大切なのだが、確率の場合には、具体性がよりリアルなので、イメージしやすいはずである。

様子を見ていくと、何もせずに、ただ脳内で実験をする生徒が多い。脳内で問題を解くことができるかどうかわからないが、書くことすら面倒くさいということか。文字や図を描くというのは、思考を助ける人間が編み出した方法なのだろうが、悲しいことに、それを活用しないようにしようということなのだろうか。もったいないことこの上ない。生徒の中には、確率だけできない生徒、逆に確率だけできる生徒がいる。たぶん、国語力が大きくかかわっているものと思われる。

国語力がなければ、やり方の引き出しを増やして、そこを補うというのが一番の方法のように思う。
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