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非日常 [勤務校関連]

部活動の大会が終わった。

運営という裏方がいるので、大会は成立している。特に当番校の役割は大きい。場所の確保からストレスがない配慮までやってくれていることには頭が下がる。

私の仕事は、大会の仕事の中でも、結果発表というセクションであった。

文化系の結果は、なかなかわかりにくいところがあるので、結果が気になるところであろう。その結果を生徒に発表するのが私の仕事であり、ここ2回は、私が発表しているのである。この結果は、テレビのニュースになることもあるもので、失敗は許されない。

今回は、勝てば全国総文祭、負ければここまでという結果発表をここでするのであった。

私は結果を見ているわけだから、負けているとあまり気が乗らないし、勝っていれば気が乗るわけだが、そうもいっていられない。仕事だ、仕事。

そして、結果を発表する。結果を出せば、生徒たちが叫び声を上げる。それを見て楽しむというへその曲がった楽しみ方しかできない。

でも、当番校の皆さんもがんばっているわけだし。ということで、ミスなく続けている。


最近の私にとっては、部活動は「非日常」という位置づけになってきている。部活動が仕事の一部という位置づけでは、部活動は続けることができそうにない。部活動の大会引率のための日程をあけることもままならない。部活動のために部室に行くことも難しい。そういう意味では、同じ空間の多数を占める公立高校の先生方がうらやましい。やはり部活動は楽しい。

この非日常の中で、他校の空気を吸うことができるが、他校との比較がきちんと持てるかどうかというのも大事なことである。ましてや、仕事のために生きているわけでない。

数年前、全国3位になったのが嘘のように、労働環境が一変してしまっていて寂しい限りである。センター試験が廃止になったら勉強の位置づけというのはどうなるのだろう。そんなことを考えながら、日々を過ごしている。
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shira

 発表で思い出しましたけど、4年ほど前の校内合唱コンクールで結果発表をした女生徒が、自分のクラスの結果が存外に良かったため、発表前につい「うふっ」と笑ってしまったことがありました。高校生だと可愛いもんですけどね。
by shira (2013-11-23 21:38) 

bashy0322

>shiraさん
学校祭でしたら、自分のクラスの賞状を泣きながら賞状を渡すとか、その手のことはありますけどね。学校祭の結果発表で過呼吸になるとか、その手の伝説はうちもたくさんあります。
by bashy0322 (2013-11-24 07:24) 

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