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貧乏で自宅外の大学に行く方法 [超個人的感想]

所得と進学先はある程度の相関関係がある。

お金がないと塾には行けないし、お金がないと地元を離れにくくなる。お金がないと参考書は買えない。私もそのことではかなり苦しんだ人間の1人である。勤務校で働いている人間の中では出身の家として一番貧乏だったのは間違いないと思う。

でも、そういう人間でも、地元を離れることができて、大学に行き、今では借金が1円もない。勝手に自分は地元を離れてはいけないと感じている人たちは多いのだとは思う。経済事情は変わったとしても、今の方がシステムは整っている気もしている。

お金がなければ、どういう勉強をすれば良いのか。

それは、自学自習力をつけるに尽きる。塾はお金がかかる。であれば、それに頼らないようにして勉強をすれば良いだけのことである。ただし、参考書は買った方が良い。参考書を買うのは先行投資である。昔は参考書の種類は少なかったが、今ではたくさんあるので選ぶのに困るだろう。それも贅沢な話である。そこから良いものをチョイスすれば良いだけのことだ。それは貧乏でもどうにかしてほしい。なければ、学校で与えられているものでどうにかすべき。

次に言えることはその上で「死ぬ気」で国公立大学を合格しに行くことである。お金がない場合は、現役で何が何でも入ることである。お金がないのだから、浪人で予備校に行くのは無理だろう。自宅浪人はかなりきつい。

また、前提として、奨学金は借りざるを得ない。高校3年生のはじめの方で学校から案内がかかるはずである。返せばいいだけのこととは言え、借りている間はプレッシャーがのしかかった。真面目に生きていれば、どうにかなるものである。それは腹をくくることである。そして、大学に行ったら多少のアルバイトはすることである。これも腹をくくることである。この奨学金を全額学費に突っ込めば、少なくとも大学4年間は全額カバーできる。あとは家賃である。家賃も土日にびっちりアルバイトをし、かつ長期休みでアルバイトをすれば、かなりの額はカバーできる。

これだけで自宅外からでも国公立大学の4年間はどうにかなる。お金がないから自宅外から通えないと思っている人、もしも自宅から通える範囲に大学がなかったらどうする?大学に通えないのか?確かにそういう人たちもいるのは確かだが、そういう人たちにも大学に行くチャンスがない国だとしたら、それはかなり悲しいことである。

家から通う私立大学と自宅外から通う国公立大学は私の中ではあまり変わらない気がしている。

貧乏で大学に行きたい人たちへ・・・「死ぬ気」で国公立大学にいけ。そこで死ぬ気が出せる人間であれば、その気持ちがあればどうにかなる。
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コメント 4

shira

 もう一つ付け加えるとすれば、奨学金や学費免除や寮などについて徹底的に調べることでしょうか。独自の奨学金や寮を持っている市町村もありますし、大学独自の奨学制度を持っているところもあります。ただ、どれもこれもある程度以上の成績が必要で、やっぱり学力を上げておかないと大変です。
by shira (2014-02-07 21:41) 

bashy0322

>shiraさん
成績がよければ、いろいろな方法がありますね。確かに。
私も、自分のことを言って恐縮ですが、それで奨学金を取ってきたものがありました。返さなくて良いというのが助かりました。地元の奨学金でしたが、戻ってそちらで貢献しようと思ってはみたものの、採用試験を受かったのですが、そちらには結局行かずに今に至っています。

朝から晩まで勉強していれば、道は開けるんですけどね・・・。
by bashy0322 (2014-02-08 07:45) 

tyuuri

 わたしは、父の収入が少なかったこともあり、1976年に北海道教育大学入学後は、申請により授業料免除となり、また日本育英会から月28000円の奨学金を得て、月寮費100円の大学学生寮(旧寮)に入り、寮食費が月大体1万円だったので、十分に生活できました。その他の生活費は家庭教師などのバイトで稼ぎました。この奨学金は、教師となって6年間くらいで、当時の制度で返還免除となり、助かりました。タダになった訳ですから。
 今は公立大学もずいぶん高くなっていますが、親の援助が無くとも、本人が本当に勉強したければ、色んな方途があると思います。ただし、高校時代の成績は決定的に大事ですね。
by tyuuri (2014-02-08 21:21) 

bashy0322

>tyuuriさん
昔は、育英会の奨学金の教員免除制度がありましたね・・・もうなくなってしまいましたが、残念です。
高校時代の成績は決定的に大事・・・そうなんですね。評定平均が低空飛行しているとしたら、けっこう厳しいですね。
by bashy0322 (2014-02-09 08:29) 

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